Moleskine Ruled Notebook Large Classic はステキだ。
最近、わたくしは、ちと思いついてノート買ったです。いや、紙のやつ。
つて、今更、before blogな昔の如く「感想ノート」作るほどマメじゃない。それに「文章」となりゃPCだよな。
でも、TV観てて、あ、覚えとかなってのがあるじゃん、性格上仕事柄、それなりに。でも、炬燵の上見回してあるもんといえば裏紙メモの束だけで。当然、そんなもん要るときには必ずどっかにミッシングしとるわけで。これではいかんと。何のための記録かと。単に第1・3金曜のゴミを増やしておるだけではないかと。
そこで、ちょうどバック・ツー・ザ・フツー・ライフ(あ、ATOK覚えやがった)キャンペーン中でもあり、心機一転景気づけで、ちょいと小綺麗なメモノートでも買っちゃろうかと。
だから、何をそこまで気負うかな、たかがメモ帳、百均なと無印なと行けと仰有るアナタ、あのさ、あたしゃ身の回り小物についちゃ意固地でね。特に文房具には頑固だぜ。
まあ、古の堅気の頃はファイロファックス使ってたけど、会社辞めてからは、やくざな身分でシステム手帳使ってどうするってのもあって。大体、今まで、これってのがなかったしな。
何せ私にとって筆記具、ペンと紙ってのは生理に直リンクの問題だしさ。ペンの方は今んとこ水性ペン、ZEBRAのSARASAか無印で落ち着いたけど、肝心の紙が……なんつうの、日本のノート紙、中性紙とか上質紙とか、どうも書きづらいのよ、私には。
フツー、書き散らかすのにはその水性ペンの0.5~0.38使うんだけどね。日本のノート紙はいい紙なんだろうけど、その分、つっるつるでペンのボールが微妙に上滑る。インクの乾きもなんか遅い。おまけに上等=厚手で、筆圧が高い私には筆感が重とーて重とーて、喧嘩売られてるよな気分に。
紙質がどんなにスバらしくても、じゃ書いたときどうよってなことにあんま神経使ってないんだよね。平気で真っ白けな紙使ってるよな、とんでもなく無神経なメーカーもある。
んで、そういうフィジカルなダンスじゃなくてニーズの他にも、メンタルなニーズってのもあって。ま、要するに、「一見地味でうわっちゃれえとこはないけど、おたれなカフェのテーブルにさりげに置いてもおさまりがよくて、さらさらペンを走らすわたくしってなんかかっこよさげ?」とゆー、決して人に声高に言いたかないが譲れぬ一線な(爆)。
ということで、前から気になってた、このMoleskineのノート。最初に見たのはナガサワだった。何にそそられたかと言えば、このキャッチコピーに決まっておる。
「ヘミングウェイも使ってた」
……だからどうしたって訊かれたら、いや、それだけのことですが(汗)。ゴッホも使ってたそうだ。それに、ネットで、同じ文房具フリークが「RHODIAはあかなんだがこっちはぐー!」と褒めてたし。私もそうなんだよ。RHODIAデザイン最高、紙今一つで。せめて横罫を出してくれれば……。
アマゾンにもあったけど、レビューで出所に?がついてたんで、手堅く近所の紀伊國屋で定価買い(後で知ったがTSUTAYAでも売ってる)。
これはlargeですが、レターサイズなんで横幅短めのA5ってとこっすか。
見た目は完璧好み。でも、実際に使った上で冷静かつ公正な評価をと言われれば、
「確かにできはいい。が、結局、ただのメモ帳に、2700円出すか、フツー?」
……この不況下に。だから、決して「同病相憐れむ」人以外には薦めない(爆)。でも、私はほら、病膏肓だし(自棄)。とても気に入った。
ともかく紙の質感が最高。厚からず薄すぎず、つるつるじゃなくて「さーらさら」だから、ペン先にほどよいあたりがあって、気持ちよく走る。水性ペンより万年筆の方がさらに相性いいかも。残念なのは罫の幅が細いこと(罫幅が広い方が頁がずんずん埋まって気持ちいいんだ)。
感心したのは頁の開きのよさ。押さえないでもきちんと寝てくれるし、変な癖もつかない。あと些細なことに思えるけど、角の切り落としが丁寧で、縁が反らないんだね。
オイルクロスのカバーもしっかりしてるし、裏の見返しのポケットも、切り抜き挟みたがる私には助かる。それに、ゴムがこの手のものにしてはわりと元気で、きっちり膨らんだ頁を押さえてくれる(まあ無理だとは思うが、もし、最後まで保ったら、私的殿堂入りだな)
だもんで、こんな風にがしがし使ってる。使い切ったら、きっと次も買うだろうな、小銭があれば(何せこれ一冊でCD+文庫本が買える。私はビンボーなんだ)。いや、大前提として、飽きずに使い切れたら、つうのがあるが(笑)。
とあれ、今回、私のフィジカルなニーズとおたれなニーズ(何せヘミングウェイだし)は幸運にも「手をとりあってこのまま行こう」エンドを迎えた。なかなかないことだ。めでたい。
■Moleskine official site
横罫・方眼・無地というオーソドックスなのだけでなく、五線譜からスケッチ紙まである。ポケットサイズなら1800円で、まだお手頃かも。
気持ちいい道具というのは重要ですよね。でも、僕は紙質を意識するまでに至ってないなあ。ペンはぺんてるのプラマンが好きです。ペン先がプラスチックの万年筆テイストの水性ペン。卒論もこれ一本で書きました。
仕事メモはB5のルーズリーフにシャープペンシルでもりもり殴り書きです。紙なんかじゃんじゃん使っちまうのです。
>それしか売ってなかった。
……悪かったね、あたしゃヘミングウェイで(爆)。
紙が気になるのは、多分、私が異様に筆圧が高いからだと思うんですね。純正仕事用メモで使うのは、ご存じリーガルパッド&ポストイットB6サイズ罫線入り黄色のやつ(黄色けりゃいいのか)。やはり水性ペンで湯水のように蕩尽します。
卒論は、私の居た学科では、あほらしいことに「大学のネーム入り原稿用紙に必ず万年筆かつけペンで書き、大学規定の表紙つけて提出のこと」でして、しかも全期特殊講義のレポート(4年にゼミ以外の必修をつけるとは、いい根性)もやはり「万年筆orつけペンで200字詰め20枚」。私を含め4年生10名全員が腱鞘炎になりましたさ。
僕は文房具に疎いですが、紙の厚さは気になります。あのビジネス用の手帳の紙の薄さは何とかならんのかと。あのぐらい薄くないと1年分入らないんでしょうけど、気に入らない文房具を使い続ける不幸ってのは確かにありますね。
私はまだ感想ノート、取ってます。いつかネタにできるかというスケベ心ですが、読み返すと自虐的になるんで封印してます(爆)。ソニプラで買いこんでたA5ぺらぺらの、アメリカの小学生のノートみたいなの。今はないんですよ、気に入ってたのに。
>あのビジネス用の手帳の紙の薄さは何とかならんのかと。
ホント、日本のその手の紙は薄くなるとがくん、と性能落ちる。薄くて安っぽいけどなんだか書きやすい、というのが輸入モノ(そのソニプラのとか)。ただ、今回のMoleskineの場合、「高いだけに書いてて気持ちいい」と、そりゃそうだろう、ってオチ(爆)。そのあたりコスパがいいとは決して言えないな。
★samuraiさん
私もずっと手にとっては置いていたので、今回はまさに景気づけです。白状すれば、シーゴラスが買ってくれた(爆)。
実際、上げといて何ですが、他のレビューのように「皆さんに超お薦め!」とは言いませんし、第一、言えません。高すぎるのは確かです。まあ、私の場合は半ば商売道具で、「元を取る!」と己を追い詰める行為(爆爆)。
アグレッシヴに使わない限り、宝の持ち腐れという気もしますね、何せこのご時世ですから(涙)。なおエントリ中にも書きましたが、私は裏紙でメモを作るのも大好きです。ご丁寧に糊つけて綴じてます。だから第1・3金のゴミは少ないぞ(爆)。
私も最強のメディアは紙だと思っています。インターフェイス、アクセスの容易さ、モバイル性、保存性、何をとってもまだまだデジタルが適うもんじゃない!
たかがメモ帳、されどメモ帳です。
私のノート(サプリメント飲んだ時間とか体重とかその日の体調メモ)は内容がアレなんで何でも良いですが、あこさんのメモは後々何に化けるかワカランからのぉ…などと思ってみました。
こーゆーの見せてもらうと、特に書く事もないけれども、持ち歩きようにちょっとよさゲなメモ帳を買ってみたくなりますね。
行方不明のあなたを求めてゴミ箱あさるのがいくらなんでも辛くなったんです(涙)。というか、裏紙メモと別れることはできませんから、Moleskineとうまく棲み別けてやっていこうと思っています。
★まにゃーなさん
>後々何に化けるかワカランからのぉ
というスケベ心は当然ありましたが、今んとこ「おお、こんだけ書いたぞ!」とそれだけで満足してしまって何にも化けずに成仏していきそうです。なんまいだ。
ええ、持ち歩き用メモ帳ってなんかすごく欲しくなるとき、ありますでしょ? わりと携帯のメモ機能使ってたんですが、あれ、キー押し続けると目が辛くって(爆)。
あ、そちらも病膏肓?(藁)
>絵柄にころっとまいって使ってしまう手帳
あります。それで使いきらずにどうすべえ、これと思うんです。うちにもありますよステッチのノート。使いようがないの、この年で人前に出すのもなんだしと(爆)。でもかわいいから、許す。