これはホントにオリジナルを超えている。 TIME AFTER TIME ☆ Tuck & Patti
まあ、誰でも知ってる定番中の定番(藁)。ちょっとでも音がましなの欲しくて、絵が動かないの選びますた。ごめん、再生が強ければ強いだけパワーが幾何学級数的に上がるの、これ。
遙か遙か昔、私は夜中にピーター・バラカンの番組を見てた。そこで、いかにもビッグ・ファット・ママなねいちゃんと気の弱そうな兄ちゃんデュオのクリップが出た。確かジミヘンのカバーだった。それが終わった後、私はTVにしがみつき、
「えい、くだくだ解説はいいから、とっとと今のデュオの名をも一度言わんかっ!」
翌朝一番、私はチラシ裏のメモを手に、梅田WAVEに走った。店員を捕まえ(往事の店員は、今の連中とは違い、知識が豊富だった)、「ちょっと失礼、タック&パティどこ?」
その店員はJAZZコーナーへと私を誘い、どのアルバムをお探しかと訊ねた。
アルバムもへったくれも何も知らん(iTuneなどない古の話だ)。で、お勧めは何?
そこで店員が取って来たのが、このジャケ。→■TEARS OF JOY
「タック&パティなら、まずはこれ、Time After Timeからでしょうね」
買った、聴いた、腰抜けた、泣けた。その日は一日、この歌聴いてた。
特に、タックのソロからブリッジに入ってラストまでは圧巻の一言(2分40秒頃から)、もう今まで何度聴いたかわかんないのに、それでも、聴く度にぞくぞくする。
んで、この二人は一見ラヴラヴだが、こと音楽においては互いに一歩も引かず、歌と超絶アコギがゴジラVSキングキドラで静かなる決闘状態。 つか、対等なパートナーシップってのはそんなもんだ。そのバトルはライヴだとさらに加熱。ブルーノートで見た時は、タックのギタはまるでベースみたくはらわたぶち抜いて来たし、パティの歌はATフィールド投げだった(爆)。
よくやる演出だろうけど、アンコールがこのTime After Time。ラストのリフで、彼女、マイク置きました。んで、はい、みなさんごいっしょにと会場の客総立ちにさせて歌わせた。タックはぶいぶいスーパーテクを決め、パティは大合唱をKOし、とまさに横綱勝負に客が巻き込まれた一幕でございました。
これはベスト盤にも入ってるけど、録りが新しくて……ううん。私は古い方が好きだ。
しかし、その最強ゴジラさんチームの前に、単身立ち塞がったガメラが!
……もはや延長引き分け。 あっちが生命感ならこっちは神秘的、あっちが陽を浴びた温かい土と風の匂いなら、こっちは月を浴びた冷たい土と水の匂い。抑えに抑えた歌が、ずずっ、という感じでサビに入り、たゆたって揺れるあたり、声の軌跡が鈍く光って空気に残るようだあ、背筋に来るぅ。 無論、カバーどんと来いで、私が最初にこの人買ったのはLOVE IS BLIND(U2)のカバー聴いたから。オリジナルのU2が顔色失う出来。
この人もどのアルバムもいいけど、これが入ってるのは→■TRAVELING MILES
でも、こうなると、本家の立場は? つか、大体、私は作曲チームのHootersの大ファンで……ってあったよ。本家の本家、Hooters版正調Time Aftre Time。ああ、YouTubeありがとう。わたくしは今、猛烈にカンドーしている。
。
すいません、画像は悪いわすげえ80年代臭いわだけど、客撮りでないのこれだけなの。でも……これもいいじゃん(爆)。アメリカのあんちゃんの人の良さが全開で。よし、ごめんな、シンディ、やっぱ私にとってのオリジナルはこれに決定。 ついでに500MILESも聴いてくれるとウレシイ。今は何してるんだよぉ、食っていけてるのか、Hooters(号泣)。
んで、これお手頃。→■ザ・ベスト・オヴ・フーターズ
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ゴジラVSキングキドラも、ガメラも、どちらも。
いいもの聞かせてもらいました〜。
Hootersのは、キューンって感じです(って何?)。
Best盤の10曲目も気になります。
Hootersはミンディ・ジョスティンですか?女性が加入した頃のPVが印象に残っています。
彼女、亡くなってたんですね(合掌)。
ポリフォニックな楽器として、という前提でも師匠のギターはピアノに勝ってるような気がします。やっぱりすげえ。師匠のような演法は近年研究され、消費されまくったんですが、本物は違うわあ・・・。この二人が夫婦だってのはほんと奇跡ですね。
ガメラは、だいぶ前にロバート・ジョンソンに夢中な振りをしている頃に、トリビュート盤か何かでCome on in my kitchen を聴いた事があるぐらいだったのですが、その時より今聞いた方がより凄いと感じます。細かいアレンジがしびれます。視聴に行ってThe Weightやジョニ・ミッチェルや聴いてみましたがどれも素晴らしい。最強チームと彼女を1曲で使ってしまって大丈夫なのだろうか、とカバー曲探しストとして心配してしまうほどいいです。これは、いい発見でした、ありがとうございます。
Hootersは、ギターの(日本製のコーラスペダルっぽい)音聴いた瞬間に僕もキュンと来ました。
アナタに喜んでいただければ上げた甲斐もあるというもので。
いいっしょ? ゴジラもガメラも。って、こんな風に呼んでジャズファンに殺されそうな気も(爆)。
ミンディ・ジョスティン、私は勝手にジョンスティンと覚えてました。まただよ(藁)。OUT OF BODYの頃ですね。ええ、好きでしたね。亡くなられたんだあ、合掌。
キューンってのわかります。なんか可愛いんですよ、あのバンド。ああいう「きちんとした歌が書けてきちんと演奏できるバンド」てのは、今は生き残りにくいですねえ。
確かにその後、あの手のはすごく気安い癒し系で消費されましたからねえ、とほほ。でも、彼自身はかなりアグレッシヴだし、パティは基本、ソウルフルだと思います。
カサンドラ・ウィルソンは私がこの10年の間に見つけた天才の一人ですが、確かにここで最強カード切っちゃいましたね。でも、ここで使わないと、延々この二組のカバーだけで使い続けられるのでファン・ブログになっちゃうという。
フーターズは青春してるなあと思いますた。今でもあの、アコーディオンでえび反る姿が目に浮かびます。
あは、ご存じだろうと思ってましたら、やっぱり。
ゴンチチは私も好きで、コンサートも何度か行きました。あの人たちがプロデュースした原田知世のCDがすごく好きで、いっときよく聴いてました。ああ、あれもカヴァーだったな、いつか上げよう(藁)。
500milesもいいですけど Boys of Summerもなかなか秀逸
オリジナルの方が好きですけど これもアリかな(笑)と思います
この企画に乗れるようなのを探してるんですけど
案外見つからないものですね
なんというか、声が「アメリカ的素直さ」で伸びるんですよね。ライヴで非常に気持ちのいいバンドでした。どっか、「みんなの歌」なんですよ。
あはは、まにゃーなさんが喜びますし、私も喜ぶんで、いつでもいいから上げてください。
古めの記事ですけど、こちらへトラバします。
ただ、申し訳ないのですが非常に疲れ気味なので
コメントはまた後程改めて書かせて頂きます・・・。
どの方のカヴァーかは見てからのお楽しみという事で。