「ほっ」と。キャンペーン

I Can't help falling in love with you

 ということで、書く暇がなく、ストックの音楽ネタ(爆)。

 けど、前のOver the rainbowに続いて何ともベタなねただこと。それこそ腐るほどカバーされてるもんな(藁)。ライブのアンコールとかでも、誰でも歌うしさ。
 まあ、歌い方の基本としては、導入を滑らかに素直に、徐々に徐々に盛り上げて、サビんとこで軽くかまして、二番の導入でさらにがっと前に出し、そん次のサビはほぼ本気、ちょっとアドリブなんか入れたりして、そして、その次、三番、take my hand~んとこ。ここがもう聴かせどころなんで、転調するもよし、ブレイク取るもよし、引っ張りまくるもよし。最後は高らかに愛を歌うか、静かにフェイドアウトするかもお好み。
 そいで、今んとこ人気があるのといえばUB40でしょうが、今回はパスということで。つか、今回は、アレンジってより「歌」で、「何より声で勝負」ってのにしてみたかったんで。一応、URLは出しておきます。→■UB40/Can't help falling in love
 

 では、最初。もう正しいアメリカ人のカバーとして、Pearl Jam。
 この歌でPearl Jamらしくハードアレンジしたのもあるけど、私はこの正調の方が好きなんだよね。芸が無いっちゃないけど。

 ここのヴォーカリストのエディ・ヴェダーの声ってのがあたしゃ大好きでしてねえ。野太いけど、深くて繊細といいますか。アレンジしないでも、この声だけで十分、Heavyだよ。
 なんかさあ、工事現場で働く真っ黒な顔したあんちゃんに、泥まみれの手で野の花を捧げられたみたいでさあ。これは来るなあ、うん。





 次はイロモノ、おいおい(藁)。
 このKlaus Nomiという人は80年代初頭の、ほれ、「にゅーうぇいう゛」たらいう文脈の中で紹介された人だと思う。聞き所は、ドイツ人による「ドイツ人の発音&ゲルマン・オペラのセルフパロディ」ぶり。

 うちのガッコに居たドイツ人教授だってここまで舌巻かなかったよ、アイ・「カ」ントって、そんな唾飛ばしそうな勢いで発音せいでも。
 ……と、笑いつつも、どこかから滲む一抹の真実、お笑いの底に流れる真率な思い、Can't helpという言葉にこもる切なさというのが、やはりじわじわと。だから、なんつうの、捨てておけない気がする(爆)。
 イントロのピアノはベートーベンのピアノソナタ8番ハ短調、有名なPathetiqueの第二楽章から。B・ジョエルのTHIS NIGHTがもろそうだけど、よくアレンジされて使われてます、これは。

 で、トリ。真打ち。先日のHallelujaの雪辱もかねてBono、つかU2。
 この歌のレコードは実は何テイクもあって、どれも凝ってるけど、本領発揮はやはりライヴでしょう。んで……当時は30代前半しかも過酷なワールドツァー終盤だってのに、とてもそうは見えぬ太りっぷり、おまけにカッコが大笑いですが、そっちの方は意味があってやってることなんで(汗)、見逃してやってください。

 そういえば、このZOO TVツァーの時、ヨーロッパじゃ若気の至りなPearl Jamが前座じゃなかったっけ。シアトル系の坊やたち相手に、Bonoが気負って「いいお兄ちゃん」してる記事をロキノンで読んだ覚えが(爆)。

 これもまさにBonoの声だけで勝負してんですがね。ちょうどこの頃から、彼のヴォーカルの力ががあーっと上がって、カバーもどんと来い! になったんだよな。
 だから、当時、東京ドームで観たときも、take my handのとこで、すぅーっと、なんとも美しいファルセットに抜けるあたり、最初に聴いたときはマジ鳥肌たって涙出たさ。
 U2にとっても、実は私にとってもしんどい時期だっただけに、あの場面は多分一生忘れない気がするな。
 

【TBチョーダイ】オリジナルを超えたカバー曲(Untitled blog)
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by acoyo | 2009-05-22 18:11 | カバー探しは止められん | Trackback(3) | Comments(11)
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Commented by tonbori-dr at 2009-05-24 09:41
クラウス・ノミって久々に名前を聞いた(笑)
最初何にしてる人かよく分からなかったなあ(^^;
ボノのはいいですね。
オリジナルを越えたとかそういうのではなく、
なんかこうグっと来るものがあります。
Commented by belltone at 2009-05-24 10:55
パール・ジャムも、クラウスさんも、真面目な部分が出てて好感が持てますね。アメリカ人のああいう男臭い朴訥さに限りない憧憬を持っているところと、ドイツ人の煮詰めまくって元より濃いところまで持っていくところは、感心しますね。
イギリス南部もCantを「カ」ントと発音するので、クラウスさんイギリス南部系の発音なのかな、と思ったらやはりドイツ人の発音でしたね、tの破裂音が凄いです。

ボノは、アツいですね。この基本で、後の歌はコレに肉付けしただけ、みたいな歌をアツく歌われると確かにきますな。もうU2のライブはあの客席に近いセットところにボノが躍り出るところで既にワクワクします。
ボノの衣装は、バンカラ学生的ツメエリが好きです。確かLive Aidか何かだったと思いますが。
Commented by gun_gun_G at 2009-05-24 12:42
今日は別の記事を書く予定で準備してましたが
疲れ気味で鉛筆画を描くほど体調面が優れないので
当初は後で書く予定だった記事を前倒しして
acoyoさんの記事に乗っかる形で書かせて頂きました。
短文で失礼しますがトラバ致しましたので何卒、宜しくお願いします。
Commented by こぎつねはこんとなく at 2009-05-25 01:44 x
 三者三様のカバーで甲乙つけがたいですね、その中であえてどれが一番の好みかと問われればU2さんでしょうか。
 なぜかといえば歌詞のライブ感と言いましょうか「オレはいま(まさに)愛さずにはいられないんだ」って感じが伝わってくる様に思うからなんですが、なんせライブだし…。
Commented by gun_gun_G at 2009-05-25 11:42
諸事情により前倒しした記事をトラバ致しましたが
前倒しした分、今日も連投という形になったため
この記事に2日連続でトラバするか悩みましたけど
日頃、お世話になってるacoyoさんですので
思い切って2回連続トラバとさせて頂きました。
ご迷惑かとは思いますが何卒、宜しくお願いします。
Commented by acoyo at 2009-05-26 22:17
★tonboriさん
やはりご存じでしたか。
>最初何にしてる人かよく分からなかったなあ(^^;
同様。大体、何人なのだと思ってました。
ボノはいいっしょ。わーい、聴いたか、ボノくん、onboriさんが褒めてくれたよ。
その「ぐっと来る」成分、結構ボスと近いものだと思います。
Commented by acoyo at 2009-05-26 22:39
★belltoneさん
ドイツ人ってのは本気になるとどこまで突き抜けるかわかんないもんがありますしね。滑稽さが悲しさを際だたせる好例だと思います。
んで、エディ・ヴェダーについては、ただいま、声フェチ問題で考慮中です。また取り上げるかもしれません。私の琴線を鋭くついてくるタイプの声ですな。
この歌といい前回のOver the rainbowといい、歌自体のチカラがすごいので、下手なアレンジは出来を安くするだけ、という気がするんですね。どっちにせよ、力量が全部出ちゃうところがあってコワイ。うまけりゃいいわけじゃないし。
んで、ボノの詰め襟、懐かしい(爆)。つか、あの頃、流行ってましたが、一番ぱっつんぱっつんでボタン飛びそうだったのが、彼だったのがなんだか哀しい。
んで、ボノの「あつさ」というのは、↑に書きましたが、スプリングスティーンと同根だと思います。んで、その件は以下にツヅク。
Commented by acoyo at 2009-05-26 22:40
★こぎつねさん
あ、奥様お元気?(藁)
えっとね、ボノ(とボス)の熱さ、ってのは、その
>「オレはいま(まさに)愛さずにはいられないんだ」
という希求力&否応なくこっちに踏み込んで来る力、だと思うんですね。それがよく言えば「切迫感」で悪く言えば「暑苦しさor押しつけがましさ」、となるわけで(爆)。
その「俺が俺が」展開でありながら出てくるもんが違う、という点は、リアムと比べるとオモロイかも。
Commented by acoyo at 2009-05-26 23:22
★gun_gun_Gさん
TBの連絡だけでしたら、わざわざコメントいただかなくてもいいんですよ。お忙しいときにお手数かけてるようでどうも……。
それと、うちは原則TBフリーですので、何回TBしていただいてもいいんですが、元々この企画は私が始めたものでもありませんし、私もTBポストとして記事を上げてるわけでもありませんので、そんな毎度毎度気をつかってTBしていただかなくても、ほんとうにかまいませんので、その旨ご了承くださいませ。
Commented by まにゃーな at 2009-06-05 18:36 x
大変遅ればせながら…TBありがとうでした!

この曲、個人的にはコリー・ハートのイメージが強かったりします(特別好きだったワケじゃないけど流行ってたので)。
曲自体は本当に「ベタ」なんだけれども、演るヒトによって本当に色々な表情になりますね。
面白いです。

U2のは、凄すぎる…。
Commented by acoyo at 2009-07-22 12:57
★まにゃーなさん
亀レスです(大汗)。
コリー・ハートのヴァージョンは、連れもそうです。刷り込みが早かったからかもしれません。彼のまっすぐな歌い方も嫌いじゃないんで、出そうかとも思ったんですが、多分、みんな知ってるし、いいかと。
U2のスゴすぎっての、まあ、↑に書いた通り「暑苦しい」点でもあるんで、ホント、ポジでありネガなんですね。だから、このバンドについては嫌いだという人の気持ちがよくわかる。おまけにボノの見た目の暑苦しさも年々倍々ゲームの気が(涙)。

で、この手のベタねたの方が探すのも楽なんで、つか、そういうベタj系聴き比べが好きなんで、次もそうなる予定です(爆)。