マイケル・ムーアってば、よっ 勝負師!

yahoo newsより

「華氏911」、記録映画部門でアカデミー賞レースから撤退

 ううん……こう来たか。こう来ましたかあ。やるな、マイケル・ムーア(赤い彗星は癖になる)。
 NY在住の連れからも、ケリー支持をHPで訴えると、共和党と右翼が荒らしにくる~と笑えるメールが来たくらいだし、そりゃあの血の気の多いムーアだもの、ここでおとなしく相手の手を待つよりは、さらにチップ積んでもう一枚カード引くだろう。
 
 『華氏~』はまだ観てないけど、良くも悪くもSTOP BUSH!のプロバガンダ映画なんだし、選挙戦前に、より気安く観てもらえるTVに流さないでどうするのってとこはあるんですけどね。ムーア自身も行動する人で、間違っても作家主義者じゃない、山師だものなあ。
 それに賞レース全撤退じゃない、降りたのはドキュメント部門で、ありゃ既に取ってるもん。パルムドゥールだって取ってるし(で、また、その前には、世界配給無理かもー!で思い切り同情票を煽った。本気で同情していた私はどうなる)、むしろこれでケリーが勝とうものなら、作品賞も狙えるって腹だな。いや、負けたとしても、民主党支持が多い映画人、嫌がらせに作品賞くれるかもしれない(藁)。どっちに転んでも、可能性はあるってか? 最悪でも放映料は入るだろうし(藁)。

 アジテーターだろうが、山師だろうが、私はムーアという監督がとても好きだ。『ボウリングー・フォー・コロンバイン』は、きっぱり闘ってる映画だった。公平な視点なんてしゃらくさいことはもうええやんか、どんな手使おが、ともかくどんな小さいとっからでも正義は勝たなあかんという、とてもシビアに現実的な映画だった。
 街頭でメガホン持って絵に描いた餅の理想を喚き、IMAGINE歌えばあなたも平和主義者ってな日本のリベラルとは、根性の入り方がまるで違う。Imagine there's no heavenなんてのんきに歌ってる暇がありゃ、マイケル・ムーアは首相官邸前に張り込んで、記者クラブ慣習なんてまるで無視した突撃インタビュー取ってるよ。
 だからこそ、こーゆースタンドプレイをぬけぬけとやってのけるんだろう。そこで、損得計算もしてるあたりはとってもナイス。まさに筋金入りのプロ。こういう男がうろついてる限り、まだまだアメリカ映画は見切れない。

 
 
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by acoyo | 2004-09-09 04:42 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(4)
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Commented by kyoto-Eco at 2004-09-09 20:20 x
「さらにチップ積んでもう一枚カードを引くだろう」と
「きっぱり闘っている映画だった」 このフレーズ好きです。
今日TVで、チェチェンの事件が起こった背景の解説をやっていました。
アメリカの事情ともからんでいる様でした。
もし次に映画を撮るとしたら、ムーアはこの事件も取材するのかな?
Commented by acoyo at 2004-09-09 20:46
いや、だかた、ほんとにKyoto-Ecoさん、ごめんなさいってば!
Commented by kyoto-Eco at 2004-09-10 15:38 x
レス有難うございます。こちらこそ、遅レスでスイマセン;
疲れている時に時事ネタをふるられると、返すのにも気力が大変だろう
と思っていました。(笑) そんなに急いでレスしなくても、大丈夫ですヨ。
HPの運営や書き込み、大変でしょうけど、更新を楽しみに読ませて頂
いていますので、無理の無く長く続けてください!

Commented by kyoto-Eco at 2004-09-10 15:41 x
訂正=無理なく長く続けてください。...でした; (ははは..;)