『バイオハザードⅡ アポカリプス』感想その2(ゲームファンとして)

警告;完全ネタばれです。

 前回→感想その1(映画ファンとして)
 これで当分のバイオ・ネタは出尽くしました。あ、お客さん、帰らないでっ……。以下本文。

 ううん……バイオハザードにつかって幾星霜、シネコンの駐車場までの道のりをスキップで行った私であった。生きててよかったと意味もなく盛り上がる私であった。
 
 あのジルちゃん、顔がそっくりってわけじゃないんだけど、なんつうか、ゲーマーの心のジル。よくぞあの人を選んでくれました。みんなが夢に思い描いたジルがそこに居る。実際にゲームファンのミラジョヴォが、コスチュームつけた彼女見て踊ったつうのはわかる(しかし、インタビュー見てるとミラ・ジョヴォって予想を遙かに超えて蓮っ葉い娘で、とても好感を持った)。私も座席で踊ったもん。

 私がバイオハザードにはまったのは、まず、ジルが、女の目から見てもかっこいい、全く女に逃げない上にスタンド・アローンなキャラだったからだ。(少なくとも、バイオ、ディノ・シリーズでの女の描き方は、カプコン、うまい) 男の人のことはわからないが、私にとってジルは、同性なだけに(それしか共通項はないのが哀しいけど)、プレイする対象として自己の延長である以上に、同志という気がする。1とLast Escapeとリメイク1を共に闘い、サバイバルした仲、というか(藁)。 その自己の延長にして同志が、大画面で闘っておるというのに、興奮しない方がおかしいわい。おっと、手が無意識にコントローラー探ししちゃうじゃないか。

 ジルちゃんだけでなく、どのカットも、ああこの道はいつか来た道、デ・シャヴュの道。あの路地裏でケルベロスに嚼まれ、あの地下水道(一瞬あったっしょ?)で蜘蛛に毒液かけられ、あの墓場でソンビに脚を掴まれた。ドアの番号入力パネルには血が飛ぶし、そんな一つ一つに、熱く蘇る記憶がある。それになんてったってラクーン市警本部!(彫像が無かったのが今一つ残念だ。後、学校出て来て「サイレントヒル」思い出したりもしたが)
 
 アンブレラ私設部隊だけでなく、ネメシスの登場も弁えてますがな。あの前の病院シーンで私は思ったですよ。ああ、ここで立ち上がったらやだなあ、ネメシスは空から降って来るもんだよ、と。そしたら、ちゃんとそうなるもん。ヘリからコンテナで落とされて来るもん。私は感謝を込めて画面を拝みましたね。マニアへの暖かい配慮に満ちた、いい脚本だと思いました。
 
 ジルちゃんと一緒のおじさんにバリーとかマーティンを思い出したのは、私だけ? 序盤の教会のドアを開けた時、ケルベロスを期待したのは、私だけ?(それがゾンビだったんで、返ってべっくりした) リッカー撃つジルちゃんに、ちゃんと「しぇー」って唸って背中丸めた時に撃たないと無駄撃ちだと叫びそうになったのは、私だけ? 寝ゾンビは頭踏み潰すもんでしょと突っ込んだのは、私だけ? クライマックスつうたらそりゃヘリポートやんと肯いたのは、私だけ?
 
 ここまで幸せにしてもらっておきながら、あえて、バイオ・マニアとしての瑕瑾つうか贅沢つうか言いがかりを言うなら
・ジルちゃんの銃がベレッタじゃない。H&Kでもない。
・それと、ジルちゃん、やっぱいっぺんグレネードランチャー持ってね。
・カルロス、活躍するけど、やっぱゲームの方がハンサムだ。あんなおっさんじゃねえぞ。
ウィテカーを出せ。
ハンターはどうよ。
・ネメシス視点がなあ……ターミネーターになっちまってさあ。
・ヘリが墜っこったのがアークレイ山中なら、ついでだ。あの洋館に行ってくれてもいいだろう。
・アシュフォードと聞いた途端、きっとトンボの羽毟ってくれると待ってたのに。嘘つきだ。
四角レンチと動力室の鍵とバッテリーはどうなった。

 唯一、ちょっと真面目に考えたのは、ミラ・ジョヴォのアリスがTウィルスのキャリアであり、そのことでハイパー化してること(あ、なんか冨野用語)だった。
 だって、私が「殺伐としたリアル・タイム・アクション」が好きなのは、経験値がないからだもの。我が身一つで闘わないといけないからだもの。
 ジルにせよクリスにせよレオンにせよクレアにせよ(以下略)、超人じゃない。訓練は受けてるが人間だ。「私、ほんとは戦いたくない~」とか言い訳しといて「いや~ん☆ドカン」(唐沢)をかます、巨乳童顔少女みたいな超常攻撃は持たず、生身の人間が知恵と勇気と才覚でその場を切り抜けてゆく、そういうゲームが好きなのだ。
(……まあ、じゃ、メタルギア・ソリッドが通常人かと言われると違うし、通常人がタイラントに殴られたら、フツー死ぬわな。それはそれとして、ああ、魔法と超能力の超常攻撃にも醍醐味はある。何より、毎度毎度の必殺技の豪華さで笑かしてくれるし)
 その点、既に計画中であると聞く3作目では、それこそ「プレデターVSターミネータ」になるのではという危惧がある。舞台設定はどうでもいいし、ミラ・ジョヴォは大好きだけど、そうなったら、私にとってのバイオじゃなくなるかもなあと。ま、これは人それぞれだから、いいんだけど。
 
 あ、そいで最後に、映画とゲームに一言お願い。
映画→ミラ・ジョヴォ、次こそ、決め台詞吐いてロケット・ランチャー撃ってね         (「Jackpot!」……は違うゲームだったな)
ゲーム→頼む、まだ間に合うなら、4であのビル駆け下りやらせて
 
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by acoyo | 2004-09-29 00:17 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(0)
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