『ヒドゥン』 やっとDVDになりましたぁっ!!!
でもね、あちこちのレンタル屋の隅っこで、とーっくに古びて色は褪めてるだろうけど、店長お薦めシールの痕跡がない?(私もビデオで観た) 興業収益はふるわなかったけどね、アヴォリッツでグランプリ(審査委員長が永井豪だったそうだ)取ってるのよ、大昔に。ええ、恐竜が歩いてたくらい昔に。B級アクション・SFファンの間じゃちょっとしたカルトなのよ。ターミネータ風のドンパチにエイリアンとイケメンの刑事がって言っても長くなるし……竹中直人の宣伝文を借りれば、
「とうとうこの日が来たかっ! 俺は待っていたっ! 人体に入り込み自由自在に人を操るエイリアン! 死を目前にしたおっさんが破壊的なパンクおやじに大変身っ! うら若き乙女が大胆なお・ん・なに大変身っ! これがた、た、たまらないっー! パンクロックが大好きなエイリアンに叫び声を上げずにいられるかってんだ~! ズオオオオオ~~!!!」……そう興奮するほどのものでもない気がするし、それに竹中、ボケてきたのか、ちょっち映画と違うこと言ってるぞ。ありゃパンクってよりヘビメタだろう。うら若き乙女ってストリッパーやん。まあ、実質的に書いたのは宣伝部だろうし、竹中も私と一緒に待っててくれたみたいだから、いっか。
ともかく、以前、バイオの感想で言った、よいB級映画、Good Bad Movieの条件はすべてクリアの映画です。買えなんていいません、レンタル屋で割引の日に探してね。
大体、人様に買えなんて言えた代物じゃないんだよ、これ。だって、このDVD明らかに暴利だもん。3990円だよ、三千九百九十円!
『ヒドゥン』でこれはないんじゃないの。しかも映像特典はオリジナル予告編だけ!(嬉しいくらいしょぼい。ニューラインシネマがこの映画に賭ける気が無かったのがよくわかる) 字幕も日本語のみ! キャスト紹介も無し! 封入特典「ポスター型ライナーノーツ」って、ただのチラシじゃねえか!! 馬鹿にしてんのか、え?!
カイル・マクラクランのファンの弱みにつけこみやがって、この悪徳商人!
(……言ってしまった。公にしたくなかったのに。誰それ?という声が聞こえる)
あこぎな商売しやがって、こんなもの1本1980円、2本買えば1本お得ワゴンの隅っこに突っ込んであるものだろうが。ああ、腹立って来たと思って発売元を見れば、
紀伊國屋書店。
紀伊國屋書店つうとヴィスコンティのBOXとか『まぼろしの市街戦』『サクリファイス』みたいな外聞のいいタイトルしか出してなかった気がするが、『ヒドゥン』ねえ……と首をひねりつつ発売ラインナップを見る。
『アリス』『トーチソング・トリロジー』『フェイドtoブラック』はまあえええわな。けど何でそこに、『マックィーンの絶対の危機 人食いアメーバの恐怖』が入るんだ? どこで見つけて来たんだこんなもん。10月発売予定はジョン・ウォーターズの『ヘアスプレー』と『フィメール・トラブル』、また誰が買うかわからないようなものを……と言うと、お友達のヨーコちゃんは私が買うわいと胸を張るのであろう、きっと。
追記1;紀伊國屋映像出版
あの、さらにあこぎなアンゲロプロスのBOXも出してたのもここか。要するに越後屋だな、ここは。 けど、このサイトトップにはタヴィアーニとかロメールとか聞こえのいい名前ばっかり並んでて、『人食いアメーバの恐怖』は出てないぞ。
追記2;『セックス・アンド・ザ・シティ』第3~弟4シーズンで、あのシャーロットの不能の亭主、いけてると思った方、あの男が20代後半、美貌の絶頂初期だった頃の映画です。つうことでひとつ。
追記3;んで、カイル・マクラクランの台詞はヒアリングに最適です。みゃーみゃー喋るアメリカ人の中じゃ、画期的に聞き取りやすい発音です。つうことでひとつ。
前は、ゴールデン洋画劇場でよくやってましたなぁ。
「ヒドゥン」はねぇ、兄貴がビデオ屋でバイトしてた昔
(自分10才くらいの時)、店長のいない隙にダビング
してもらったんですよぉ。そりゃテープが擦り切れる
ほど見ましたさ! あ゛ーー美青年♥
そして2を見て泣きました。というか笑った(笑
今、決定。君だけ、余談と並んでカイル君にも言及禁止(藁)。
>romeronさん
美青年の見本みたいな顔どしたね。写真集、私も持ってるさ♪ んで、彼の公式サイトができたの知ってる?