半径10キロの散策 GW篇#2 宝塚カトリック教会
主は人に棄てられ給へど、神に選ばれたる貴き活ける石なり。なんぢら彼に来たり、活ける石のごとく建てられて霊の家となれ。
(ペテロの前の書 第二章第五節)
阪急宝塚南口の駅から、線路沿いに西宮へ向かって5分くらい歩いたとこにあります。阪急今津線に乗ってれば目に入る筈。
村野藤悟さんという建築家さんが1966年に建てた、結構有名な建物だそうで(同居人も知ってた6)、別名「なめくじ教会」。
私は子供んときから、この路線にはずいぶん乗ってるんだけど、あまり意識したことはなかったのね。ほんと、昔っからあるもんでさ。それが、たまたまネットで見つけて、ああ、あれかと思い、GW最終日、大雨の中、見に行った。
とても奇抜な目を引く建物だけど、実際に行ってみると、そんなに浮いた感じはしない。
落ち着いていて、それこそ前回エントリの某建物の如く、看板に大書するよな必要はまるでなく、佇まいそのものが端整で「静謐」だ。神様を信じておらぬわたくしも、そのくらいのことは思う。
ただ、住宅街のド真ん中、建て込んだとこですぐ横は線路、とても撮りにくかった。
こうなると、このカメラじゃダメだに、もっといいカメラ欲しいに、なあ、EOS買ってよー、なあEOSーぅとねだると、同居人に折檻された。
というわけで、全体像にしても部分にしても、よその家と線路の電線が邪魔で撮れなかったので、それについてはこちらをごらんくださいませ。
●宝塚カトリック教会(建築写真集 NO)
サムネイルから拡大画像に飛びます。
実際、この教会がある宝塚南口界隈は昔っからの高級住宅街で、今風の「うわっちゃれえデザイナーズ・ハウス」でない落ち着いた家が多く(西洋館でも年季と出来が違う)、歩いてて楽しい。あちこちの家の庭には当たり前みたいに鬱蒼とした木が茂っていて、濡れた緑が鮮やかだった。
たとえばこんなの↓
金持ちになれたら、私はこういう家に住みたい。ついでにEOSとノートパソコンも欲しい。
村野藤吾氏設計の「宝塚カトリック教会」(1966年)です。名作です。 写真は1980年代の前半に撮ったもの。 氏の地面から生えたような「有機的」デザインの代表作です。 包み込まれるような豊かな空間がそこにはあります。当時スケッチしたものです。 ← ちょっとココを押してみませんか・・... more
で、このへんは確かにいい感じのお家が多いっすねえ。甲山の周辺とか。
acoさんの住みたい家、お屋敷ってやついいですよね。トトロのさつきちゃんちみたいのとか、民芸運動に代表されるような家って言うのも好きですよー。
★じゃがさん
いいでしょう? 編集さんの待ち部屋とかあってね。電話室とかあるのよ(金持ちの友人宅にあった)。
★tonboriさん
電車に近すぎてわかんねえっての、あると思います。なかなか全体像がつかみにくい建物だし。私も長年、なんだべ?程度で放ってましたもん。
甲山、そうですね、仁川周辺はナイスですし、麓あたりにもおお!という門構えがあります。
★鍵コメさん
ご報告ありがとうございました。
おお、さすがお詳しい! そうなんですよ、側で見てもようわからん。同居人が持ってた本で平面見ましたが、それでもよくわからん(藁)。
★wake1さん
誰がつけたんだ? 信者でないことは確かなんで、ちょっとどきどきしたぜ。
★zaziesさん
最近はもう民家が好きで好きで。古い家がありそうだとなると、喜々としてカメラ持って行っちゃいますよ。さつきちゃんちはホント、住みたいですねえ。昔の向田邦子のドラマに出て来たような家でも十分なんですが。
★umacoさん
後付と思しい雨樋から、鋭く流れる雨がなんか見応えありましたぜ。
やっぱスケボーっすか? 天罰の前に今津線に突っ込むと思われ(爆)。