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ダ・ヴィンチ・コードをめぐるいろいろ+ミーハーの醍醐味について

「ダ・ヴィンチ・コード」にブーイングの嵐

 相変わらず、流行りネタを小馬鹿にするというスタンスで、俺たち、そりゃ朝日でも毎日でもないけれど、だからって馬鹿じゃないぜと自己主張したいゲンダイさんの記事ですが。

 私としちゃ、この騒ぎにはもううんざりしてますぜ。CSのヒストリーチャンネルはそればっかりだしさ(私の好きだった「愛人の歴史」はどうなったよ)。いいじゃん、不評だろうが何だろうが、それがどうしたよ。いつまで引っ張るんだ、このネタ。つうか、それで書くか、わたくし(爆)。
 ほいで、この件じゃもう私がどうこう言うより、決定版エントリが3本出てるしな。これをお読みいただいた方が早い。
■小説評:『ダ・ヴィンチ・コード』読了(Long After Midnight)
■描き手(書き手)の心理:ダ・ヴィンチ(ワシの漫画を買うて呉)
■お馬鹿な騒ぎを怒る:2006.5.23(大蟻食の生活と意見 作家佐藤亜紀氏のHP)

 いや、そのお三方が書いてるにせよ書いてないにせよ、共通認識として持っておられるように、ネタとして、与太として遊ぶのは別にかまわんってことですね。無論、その与太のレベルにも大きな問題はあるけどね。
 それでもともかく、マジで受け取るなよ、マジで。それと与太遊びってのは基本的知識あるいは感動の共有ってのが必須条件でして、「わかったもん同士が痒いとこ掻きあって喜んでる」んだからさ。そこ弁えて欲しいのね。
 そして、佐藤さんは、正しくこうお怒りだ。
レオナルドを冒涜しおって。

なのですよ。絵は見えるまんまだっ、謎なんかないっ。人物の位置を入れ替えるなこのど素人がっ(あれやられると、モンティ・パイソン時代のテリー・ギリアムのアニメを思い出して、思わず吹き替えを入れてしまうことはさておき)、詰まらんこと言ってる暇があったら絵を見ろ、絵を。で、何の感慨もない奴は黙って去れ。
 ごもっともである。この上何を語らん。(引用文中で太字にしたのはわたくしです)

 んで付け足すことないから、ダ・ヴィンチについちゃここで終わりだぜ。こっからは私のロングラン余談だぜ、ダ・ヴィンチとは何の関係もないけど、冗長という点じゃ『ダ・ヴィンチ・コード』にも負けないぜ、ベイベとなる。↓ツヅク

5.28追記:などと書いてたら、さらにbluegeneさんがいい球投げてはった。ああ、読んでて気持ちいい。あ、そいとMoreの長い余談のとこで、スティングじゃねえぞポリスだろとkingodowさんに突っ込まれ(藁)、さらに連れにエーベルバッハ少佐のフルネームちゃんと書け!と怒られましたんで(爆)、訂正してます。
『ダ・ヴィンチ・コードふたたび』(Long After Midnight)





 そんな風にうざったくも増殖中の「にわかダ・ヴィンチ」なんすけどね。
 でもまあ、ぶっちゃけて言えば、最初に興味を持つきっかけってのは何でもいいと思うんすわ。あたしゃミーハーですし、ミーハーのパワーってすごいと日夜思いますから。
 んでも、はまったはまったと騒ぐわりに、マスコミの紹介情報得てそこで止まる人が多いのさ。おまけに、今のマスコミってのは「口開けて待ってれば、一番無難で一番薄っぺらい答えを投げ込んでくれる」システムなんで、実は大した情報はくれてないってことでさ。(んで、この答え≒「感動」だったりすることは、大昔書いた→●感動という病) 
 そこにはまっちまって佇んでるのもなあ。 だって、ほんとに美味しいもんはその先にあったりするもん。それで満腹になっちうなんて、はまり方が浅い、ミーハーとしちゃ素人だと、その道うん十年のわたくしは思うです(爆)。

 例えば、ゲームの『戦国無双2』やって、美形三人組(私はそうは思わんが)の石田三成と直江兼続と真田幸村のやおいライクな友情、コーエイの今回の売りにはまって、そこで一歩も動かない人ってのもいるわけですよ。
 それがいかんとは言わん。けど、ついでに「日本史における関ヶ原とは何か」「豊臣政権とは?」ということも少しは考えてみた方が、知識持ってた方が、真田クンであれ三成クンであれ、より深くネタとして遊べるし、より萌えられるよって感じ。
 つか、そうやって調べてくと、単なる萌えキャラにすぎなかった真田クンが、一時の萌え=暇つぶしに過ぎなかった真田幸村という男が、より生き生きとあなたの前に立ち上がって来る。それって、あなたが自分で見つけた真田クンなんだよね。
 ある時代を確実に生きた「人間」と、あなたは出逢うわけですよ。

 「萌えキャラ」というお人形と遊ぶより、「人間」と遊ぶ方がずっとずっと面白い。自分の言うままに動いてくれる人形とじゃれてるより、言うこときいてくれない人間と切り結んでる方がずっとスリリングでわくわくする。少なくとも、私はそうだ。
(ところで、『ファミ通』に、『戦国無双2』読者レビューで「歴史の勉強になる」というのがあった。これは洒落だよな? 頼む、洒落だと言ってくれ!と切に願う私である)。

 要するに、私の場合、概ね、真田クンらぶ!→真田クンについてもっと知りたい!→調べてみたら、どうも真田クン、私が考えてたのとと違うみたい→じゃ、もっと調べてみよ、になるんですわ。んで、そうなると歴史的事実ってのは膨大な解釈がつきまとうからさ。はあ、この人はこうあの人はああう言ってる、はあはあ、へえ、ふうん、ほお!……てな風になってくのが面白い。
 その結果、織豊政権~徳川政権樹立前後についての、私なりの歴史像ってのがぼんやり見えてきて、いろいろ考える羽目になったりするわけですよ。
 そういうときが、私は一番楽しい。自分の世界がぐんぐん広がってくのが肌で感じられるからだ。そいで、自分の世界が広がってくってのは、そのときの興味対象に対する知識が深まるのと同時に、それと全然関係ないととでも、「あ、今までこうよと思ってたけど違うんだあ」現象も起こって、それもすっごく刺激的だ。自分で「得したぁっ」と思う。
ところで実際に私があのゲームで萌えたのは、本多忠勝でございまして、ええ、声が大塚明夫なんだもん♪ 「本多忠勝、戦場(いくさば)にまかり通る!」だけで痺れるね、あたしゃ。ただいま、弟4武器ゲトのため、あくなきチャレンジ中

 私の知人の知人に、『エロイカより愛をこめて』のエーベルバッハ少佐萌えから始まって、大学でドイツ文学を専攻し、途中で西洋史にシフトして院まで行っちゃってドイツ三十年戦争の研究やってる人が居る。
 これこそミーハーの王道だと思う、ミーハーの醍醐味ってこういうとこだと思う。
 大学院行ったからエラいとかそういう話じゃないのな。ただ、「暇つぶしの萌え」から「一生かけてやりたいこと、自分にとってやるに値すること」を見つけられたのは、ものすげえラッキーだなと。それ見つけられる人って幸福な少数派だからさ。
 この人はエロイカ萌え→エロイカ博士じゃ満足できなかったんだな。この人のクラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハへの愛は、そんなもので充たされはしなかったと(爆)。そこで、彼女の関心は、その愛するエーベルバッハ少佐をエーベルバッハ少佐たらしめる「ゲルマン気質って何?」→「ゲルマンって何? ドイツって何?」→「ドイツの歴史ってどうよ」→「ドイツをドイツたらしめたのは三十年戦争である。うう……もっと知りたい」へと行き着いたわけだよな。

 好奇心ってのは誰でもあるし、それが旺盛なのは一向に悪いことじゃない。
 でも、浅はかなTVスペシャル観て納得しちゃったら、それ止まりでしょ。鉄の処女についてウィキで調べてそれきりもな、ちょっち勿体ない。(そこから間違ってアイアン・メイデンに飛んで、聴いてみたらすげえ気に入ったら、それはそれで儲けだしさ
 もちっと歩いてみないか? その先にはさらに広大な沃野が広がっておるぞ。自由な大地が君を待っておるぞ。「浪隔つ彼方にゃ 支那がある」ってのは、かなり違うか(爆)。

 まあ、私は、そうやってやって来たからさ。物理的には思いきり出不精だけど、脳内では出歩くのが好きなの。
 白状すりゃ、ユングを読むきっかけになったのは、ポリスのSYNCHRONICITYだ、ガキんときのジョン・フォードが無けりゃ、アイルランドというタームは私の中に無かったわけで、厨房時代にジャック・ヒギンスも読まなかったかもな。そして、そこにさらにU2という起爆剤が入り、北アイルランド問題とかケルト文化について痛切に知りたくなった。
 だって、ミーハーだもん。当時は結婚したいとまで思ってたボノが何でそんなこと言うのか、何でああいう歌書くのか、すごく知りたかったんだもん。
 だから、探しに行った。そこで、それまで知らなかったすごいもの、深刻なもの、面白いもの、カンドーするもの、つまり、私をどきどきさせてくれるものにいっぱい出会えた。
 自分で言うのも何だけど、ミーハーでよかったと思う。これだけは、得な性分だわと思う。

 ついでに思うのは、最近、更新滞りがちだし、レスは遅れるしで申し訳ないんすけどね。
 それってね、今、わたくしインプットの時期だなと思ったりするんですわ。アウトプットばかりし続けてると、自分の中の蓄積が無くなってくるんだよね。今度の仕事は長丁場だったしさ。
 だから、今はわたくし、ちょっと充電中かも。そのうちにブログ流の延髄反応エントリできるだけの蓄積もできて、こういう冗長なエントリ上げずに済むんじゃないかと(爆)。

なお、佐藤さんについては、最近、kingdowさんがエントリに上げてはる。私は西欧モノもいいけど、『戦争の法』が一押しなんで、あの路線で書いて欲しいんだけどさ。
佐藤亜紀2冊(キング堂ブログ支店)
kingdowさん、佐藤亜紀、というワンタームしかカブリがないので(爆)、記事内リンクだけいただいております。
by acoyo | 2006-05-27 13:12 | 時事ネタ | Trackback(1) | Comments(17)
Tracked from ゲーム関連リアルタイム価.. at 2006-08-08 02:11
タイトル : 戦国無双2
コーエー【発売日】2006/08/17... more
Commented by ch at 2006-05-27 13:27 x
確かにそうですね
他人から与えられた情報だけで終わりにするのではなくて
自分なりの考えや調べたのを加えて想像するってことですよね
納得です
Commented by kingdow at 2006-05-28 07:25
>ユングを読むきっかけになったのは、スティングのSYNCHRONICITY
同じです(笑) ついでにツッコミいれると、スティングではなくポリスのですね。
それはさておき、1つのものごとからどんどん興味が広がる度合いというのは、その対象に対する愛の深さに比例すると思うので、そのコアになるものに出合えることも重要なんですが、そこまで何かを愛することができるかどうかということもポイントになってきますね(実際こういう部分に淡白な人が多いような気がするので)。自分の子どもに対しても、そういうものを見つけて欲しいと強く願ったりもします。
紹介してもらった上に自己宣伝するのもなんですが、実例としてスティーヴン・キング一人からこれだけ世界が広がるんだということを、うちに遊びに来ていただけたらわかってもらえるかと(爆)
Commented by acoyo at 2006-05-28 09:05
★chさん
あ、どうも、恐縮です。
想像というのはガソリンが要りますし、調べることや考えることがその燃料投下なんだと思います。それで、どんどん膨らむと思うんですよ。

★kingdowさん
キングは、広がりますね。ええ、小説・映画・音楽のみならず、アメリカの日用雑貨に関する知識まで(爆)。
>実際こういう部分に淡白な人が多いような気がするので
これは最近、よく思いますね。「好きーっ!!!!」と騒いでる人は多いんだけど、なんて言うんだろう、情の濃い人と薄い人がいるみたい(藁)。
そのコアに出会える出会えない、というのも、結局は、その情の濃さ度というか、運をうまく使えるかどうかにかかってるような気もするんですね。
そういうものを見つけられる見つけられないで、人生の楽しさは違って来ると思います。実際、kingdowさんや(当たり前ですが)、うちによく来てくださる方は、みなさん、そういうのお持ちで、ステキだなと。
問題はただ、そういうものがあると、お金はあまり貯まらないってことで(藁)。
ツッコミについて言い訳すると(爆)、ちょっと考えたけど、作詞・作曲スティングだから、そっちがいいかと(爆爆)。
Commented by magallanica at 2006-05-28 12:17 x
TB有難うございます。
いや〜この記事読んで、何か「自分もミーハーだったのか、しかもプレ真性ミーハーなんだ」と分かった気がしました。
私の場合藤子不二雄とか水木しげるが元になってたりしますが(笑)、マンガの基礎から宇宙物理学、量子物理学(Fさんの方)、精神病理学、心理学(Aさんの方)の本色々読んだり、水木しげるで民俗学(神話だとか民間信仰だとか)、にハマったりしちまいましたから・・・
折角色々知識欲やほか興味の広がる要素のあるものにハマったんならそこから手ェ広げないと損やし、ホントに大好きなソレを「自分のモノ」には出来ないですもんね。
えーと、うちからもTBさせて貰おうかと思ったんですが、FC2、ワケ分かんないorz
うちのブラウザが対応してないのかも・・・
てんで、読んだコメントだけさせてもらいましたm(_ _)m
Commented by jaguarmen_99 at 2006-05-28 12:29
番組観てて「最後の晩餐のキリストの背景がMに見える」って、もうこれだけの妄想から全部並べてるんだもの、初めて触れたダヴィンチコードとやらに大笑いしちゃいました。今日見た雲が龍に見えたので神様が降臨しちゃうかもー♪でもこれを楽しめるのって純粋と呼ぶべきなのかも、と思い直したりもする。
Commented by 玄倉川 at 2006-05-28 17:39 x
姐さん、「光成」じゃなくて「三成」ですぜ。

だびんちこーどは、なんだか掘り甲斐のなさそうなヤマですな。
キリスト教の鉱脈よりもトンデモの森につながっていそうです。
トンデモの森にもいろいろ不思議な果実が実ってはおりますが、どうも有毒だったり腐りやすくて困ります。
Commented by bluegene at 2006-05-28 22:11 x
TBありがとうございます m(__)m

ちょうど今「ナショナル・トレジャー」わうわうで見てまして。これも、フリーメーソンの残した秘宝の場所への鍵が独立宣言に隠されている!というトンデモ話。それを調べるためにオリジナルの独立宣言盗んじゃうんですから>ニコラス・ケイジ(笑)。でもへらへら笑って楽しめるのはただの宝探しだからなんですよね。

聖杯だって、永遠の生命を約束するという伝説のために人々が競って捜し求めたわけです。それを「ぢつはそんな下世話なもんじゃなくてね」と高尚ぶったからつまらんのではないかと思われ>だ・びんち・こーど。

あとこの小説、ブログでも書きましたが、無知なヒロインにウンチクじじいが気持ちよさそうに語るシーンがけっこうあって、あまり歴史や美術に知識のない読者はここで一緒にレクチャーされちゃうんだと思うのですよ。けっこう鵜呑みにしてる人いますよねぇ・・・(笑)
Commented by tonbori-dr at 2006-05-28 23:57
結構調べないとか聞いたことだけで知ったかになっていることっておいらもよくあることなんで自戒しないとといつも思っておりますです(^^;
ただベストセラーだのそういうのに流されたりとか踊らされている人ってのはそういう踊っている自分がなんかいい感じ?みたいな感じなのかも。いやよく解らんですけど(苦笑)
Commented by umaco at 2006-05-29 00:19
1万歩譲ってダヴィンチがメッセージを隠すとしても「M」みたいに判りやすいわけないと思いますよ
ところで卒業し損なった専門学校の1年生の時 担任の一人から「ミーハーじゃなきゃダメよ」と教えられました
「必ず身になって役に立つから」という理由でしたが 実際その通りで特にファッションは興味持てなくなるとあっという間に取り残されていきます
Commented by kiyotayoki at 2006-05-29 09:36
>脳内では出歩くのが好きなの
コレとっても気に入りました♪
今度、誰かに「少しは出歩いたら?」って言われたら、コレで切り返そうっと。
Commented by nonkey37 at 2006-05-29 10:21 x
ミーハー度の低下(そんなものがあるのか?・汗)もさることながら、最近の作品自体に、ミーハーごころを喚起するような訴求力が減っている部分もあるかもしれませんね。
ミーハーごころを深く刺激し得るだけの力が、たぶん「ダヴィンチ~」には欠けているっていうか。(読んでないけど)
昔々、私がまだクリスチャンではなかった頃にタルコフスキーの「サクリファイス」を映画館で観ましたが、これは宗教的な素地がないと理解できない・・・と寂しい気持ちで痛感したことがあります。
作品自体もまたひとを選ぶというか、音楽や美術なんかも意外と人(ファン)を選別しているんですよね。私は神秘主義者ではないけれど、そういうのはあると思う。
そうしてみると、深みにはまれる作品(音楽)との出会いを持てたひとっていうのは幸せだよなあ と最近思います。
Commented by 森と海 at 2006-05-29 20:42 x
あっしなんざー、深く掘り下げることのできない輩でしてー、どっちかつーと〈 ダヴィンチ・コード 〉で翻弄される側よりも翻弄する側に憧れ(シンパシーかぁ?)を持ってしまいます。
人だましてーっ。そろそろ大嘘小説(大風呂敷広げまくり)を再開しましょうか、tonboriさん。
Commented by acoyo at 2006-05-30 09:16
★megallanicaさん
いやあ、熱のこもったコメントありがとうございます。
つか、貴女はプレどころか、どこ出しても恥ずかしくない真性ですってば(爆)。量子物理学まで行くか。
TBの件は……ゴメン、きっとエキブロが悪いに違いない。記事内リンクさえ貼っていただければ、TBどっからでも受けつけられるはずなのに……なのに、あちこちからできないと言われるぅ。

★じゃがさん
洒落でやってるならいいにしても、洒落としてもぬるいよなあ。それと、貴男が「純粋」って言う時って、どこかにどす黒い笑いが聞こえるんですけど、深読み?(藁)

★玄倉川さん
……ご指示ありがとうございます。あまりの凡ミスに、あたしゃちょっと尼寺にでも入ろうかと思ってます。バッカじゃねえの、私(涙)。
掘り甲斐はないですが、突っ込み甲斐はありそうですね。まあ、甲斐→徒労ってことで終わりそうですが。
Commented by acoyo at 2006-05-30 09:17
★Bluegeneさん
そうなんですよね、お遊びって言い切ってくれてりゃいいんです。たかだか安い陰謀論のくせしやがって「高尚面」するのが嫌なんだってば。
つうか、佐藤氏の言い様じゃないですが、安い陰謀論を大真面目に論じる手合いってのは、必ず「誰かをやり玉に挙げて悪者にする」ものなんで、そこがどうも苦手というか、積極的に嫌い(爆)。

★tonboriさん
↓の森と海さんとこでいじめちゃるつもりですが、どうして、tonboriさんと森と海さんは、必ず謙遜するんだ(爆)。あたしゃもう、円谷の話、tonboriさん相手にするときはどきどきだったりしますぜ。
>踊っている自分がなんかいい感じ?
わかる、それわかる。でもさあ、踊る以上はかっこよく踊れないとカコワルイわけじゃないすか。そのあたりがねえ……。
Commented by acoyo at 2006-05-30 09:17
★umacoさん
自分で絵を描いたり、とかどんな形でも何か「創ってる」方は、ゑびす屋さんのように本能的に「はあ?」と思うと思うんですよね。と、芸術論などぶっちゃたりしてと思っていたら、
>ファッションは興味持てなくなるとあっという間に取り残されていきます
これに胸を射抜かれて、しばらく何も言えなくなりました。そうなの……そうなのよ……(涙涙涙)。ああ、いかん、梅田行って服買おう。

★kiyotayokiさん
ただし、「脳内徘徊」はできるだけお一人の時に。私は人が一杯居る中でもすぐ出歩いてしまうので、周囲に不気味がられたり、小娘の時は、「君って結局、僕に興味ないんだね」と言われたりもしましたわ。
Commented by acoyo at 2006-05-30 09:19
★nonkey37さん
『ダ・ヴィンチ~』に真のミーハーをくすぐる心がない、ああ、そうかも。だから傍目にも何となくいらいらしちゃうんだ。
タルコフスキイは同居人が大好きで、私も好きです。ただ、その話聞いて思った。あのね、話ずれるんですが、私は信仰を持ってませんが、幼稚園で受けたカトリック教育が宗教的原体験のせいか、「仏様」より「イエス・キリスト」の方が肌でわかるんです。人によると思うんですが、私はどうも「一神教的物の見方」をするようで、それはあの4歳から5歳の間に形作られた気がする。アメ公の連れに、あんたクリスチャンじゃないのか?と不思議そうに聞かれましたから。だから、後になって「八百万の神様」ってのにはまったのは、それが新鮮でエキゾチック(爆)だったからかもしれない。
音楽も美術も、勿論、小説も結局は、それに応えるだけのものが自分にあるかどうかだと思います。響きあう、とはよくいったものですね。
Commented by acoyo at 2006-05-30 09:20
★森と海さん
で、tonboriさんとっからの続きだけど、
>深く掘り下げることのできない輩でしてー
ったく(苦笑)、深掘りできないってぇ?(爆) それって森と海さん独特の謙遜というか、スタイリシズムですな。「いいえいいえ、あっしなんぞ何も知らねえ奴でござんす」という。
そうよ、大嘘小説はどうなったのよ。しかし、小説だって映画だって、どれもこれも「大嘘」でございましてよ。『ダ・ヴィンチ・コード』はある意味じゃ、嘘の付き方が足らん!という(藁)。