お芝居を観て来ました。ダンダンブエノ『砦』

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 梅田の此処で。
 結構、よかったんだけど、その分、ケチつけたいこともいろいろ(藁)。
 とあれ、山西惇さん、生で観たの何年ぶりだあ。マジでそとばこまち以来かあ?
 そとばこまちと言えば、芝居がはねた後、ロビーで帰る客に挨拶してた生瀬勝久さん(当時は槍魔栗三助ではなかったか。座長や演出家はロビーで立って挨拶するのが恒例だったの、終演後)に連れが酷評ふっかけて、生瀬さんがすげえ嫌な顔してた記憶が(爆)。後、どうなったかは覚えてナイ。
 あの頃は、それから安い飲み屋行って終電ぎりぎりまで、一緒に観に行った連中と議論してたんだよね。
 今では、シーゴラスとジャスバーなんかでさらっと呑んで帰るの。年食ったなあー。


7.5追記:
観たのはこれなんですがね→ダンダンブエノ「砦」
(おっての注:この写真の通り出て来るもんだと覚悟してたら、実際は鬘も被らず、もっと普通でした。それには些かほっとした)

 も、東京乾電池とか東京サンシャインボーイズとかつかこうへい劇団とかそとばこまちとか、80年代小劇団時代が走馬燈のような面子。何せ、こっちもお若い時を存じあげている役者さんのコラボでして(爆)、売り文句が
「若さゆえ、誰もが抱えていた悩み、不安、希望、カタチにできない思いを、
トウの立った?俳優が熱く演じる青春グラフティ!」
ってとこでね。それはよく出てたと思うんだ。役者揃えたいい芝居だった。

 問題は、「この夏、バンドを作る」ということがテーマでありながら、音楽的に弾けなかったってことかなあ。つか、どうも選曲のテーマが曖昧だった。70年代と80年代ごっちゃ混ぜはいいんだけど、それを貫く選曲の個性が見えない。つまり、洋楽ファンとしての嗜好性が見えなかった。
 それは「洋楽ファンでない」観客に対する配慮かもしんないけどさ。洋楽のファンとしてはツボ踏んでもらえなくて寂しい(爆)。
 まあ、かつてのつかや鴻上尚史の「使ってる音楽が弾けて、その一瞬、舞台が爆発する」とこを、どっかで期待してた私もイケナイんだが。そういう芝居じゃないしな。というか、あれは80年代後半~90年代前半にかけての舞台の傾向だったのかなあと、ふと。

 個人的には、登場人物(酒井)の思わせ~な登場場面で、LAYLAかかってたとこがツボ直撃。
 それと最後に、役者全員で演った歌(テナーサックスとリコーダーとアコギとコンガ。リコーダーは私の方がうまい。ただ、この芝居のためにみんな覚えたそうで、それを思えばがんばってるわ)がボ・ガンボスだったのには、さすがに涙が出た。

 後、40代俳優が「敢えて」20代の役をする、という設定に関して、シーゴラスと意見が割れまして、気がついたのは、「内なる少年少女性」というのについては異性に対しての方が甘いのね。
 甘いというかセンサーが敏感。つまり、私は男優さんならその「少年ぽさ」にすぐ反応するし、シーゴラスは女優さんの方ならすぐ反応すると。
 それと、後になって、自分たちの「お若いとき」を知ってる客にこそ見せる、というのがこの40代で(一人は50と思われ)20を演る、ということの意味がある気がしてきたのね。その「振り返る」という行為を、役者が体でやってみせることで、客もまた頭でそれを追体験すると。

 そいで、「20代」に一番スムーズに溶け込んでたのが、酒井敏也と永島敏行でして、永島は非常に子供っぽい、というか「男の子の仕草」を体でみせていて感心した。けど、パンフ読むとあれが地らしい(爆)。酒井は外見からは信じられないくらい、「20の男の子」だったしさ。
 後、主演の近藤芳正、ともかくうまかったわ。ただし、最初っから最後までオッサンにしか見えないのが、彼だったけど。しかし、彼の場合、若いときから若さで売ったことがあったとも思えんしな(爆)。それを思うと正しい「再現」かもしれぬ。

 久しぶりに「確実な演技力」がユニットとして適性に働いている、という芝居を観て(板の芝居というと絶叫したがる癖のある馬鹿は居なかったしな。大竹しのぶ、お前のことだ)、その点ではとても心地よかった。
 結構おもろかったし、近藤がともかくうまかったんで、来年も観たいなあ。来年のゲストは坂東三津五郎だし。

 そう言えば、シーゴラスと飲んでて話題になったのも、池田成志は今、何をしてるんだ?だった。去年だったか一昨年だったかの、生瀬と古田とで組んだ芝居、観ておけばよかったよー。今、無性にナルちゃんの芝居が観たいぞ~、板で。
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by acoyo | 2006-07-04 22:31 | 映画・ドラマ | Trackback | Comments(6)
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Commented by umaco at 2006-07-05 19:27
坂井真紀ってあの人ですよね
だとしたらこのメンバーの中ではちょっと浮くくらい若くないですか?
写真見るとヤッパ酒井さんのヅラ似合ってねー(笑)
いやみんな変かも・・
自分的に近藤芳正さん好きです
ハゲレット見に行きたかった
Commented by jaguarmen_99 at 2006-07-05 19:33
> 「内なる少年少女性」というのについては異性に対しての方が甘い
知らないものへの畏敬から、なのかなぁ。たしかに「自称」でも甘く見てしまうことも。サミュエル・ウルマンの言葉を座右の銘にする経営者は多いハズ。
Commented by acoyo at 2006-07-05 20:07
★umacoさん
ヅラ問題についてはおって注入れました(爆)。
坂井真紀は確かに浮いてたけど、ブログの評では「カワイー」というのが多かったですね。私は宮地雅子の方が美味しい役で、圧倒的にうまかったと思う。シーゴラスもそっちが贔屓。
ハゲレット、DVDで出るんですよ~。ううん、TSUTAYA置いてくれないかな。

★じゃがさん
畏敬の念ってのはそうでしょうね。後、それが私にとっては最大のアピールポイントだってのもあるな。
後、一点違うのは「自称」だと絶対ダメなのね(爆)。そういうの好きだからこそ、自称だと引いちゃう。「巧まずして滲み出る」これが、わたくしのツボです(爆)。
Commented by tonbori-dr at 2006-07-05 22:43
ざっと見た面子がなかなかいい感じじゃあないですか。
TVドラマでも引っ張りだこな人たちだし>山西氏、近藤氏、酒井氏
Commented by kiyotayoki at 2006-07-05 23:39
読んでて渋谷のジァンジァンや下北沢の芝居小屋通いしていた若き日を思い出してしまいましたよ~。芝居の“生”感や客席との一体感、あれは一度ハマるとクスリ並みに病みつきになりますよね♪
Commented by acoyo at 2006-07-06 17:16
★tonbori-drさん
ええ、面子で思わずチケット買いました。ただ、来てたお客さんはホント、わけわかんなくて、小劇団時代の客の生き残りってより、梅田コマって感じで、あれは何だったんだろう?

★kiyotayokiさん
あはは、大阪はそれほど恵まれた状況ではなくて、ひたすら近鉄小劇場です。小劇団ってのは基本がライヴなんですよね。今、ちょっとあの感覚が恋しくて、また芝居に行こうかなあと思い始めてます。