河井寛次郎記念館 今さらの半径70キロの散策、京都篇#2


 お久しぶりでございます。仕事もやっておりましたが、同時に今頃、中古で買った「デビル・メイ・クライ3 スペシャルエディション」にはまっておりましたわたくしでございます。カプコンのリアル・タイム・アクションって概して難易度高いけど、これはまあ、そん中でもきつい。Normalで他のゲームのHardだよ。鬼か、あの会社は。
 んで、ただいま、粛々とダンテ・マスト・ダイなる激烈モードを侵攻中、撃沈しちゃあRest in peace(安らかに眠れ)画面を拝まされてるわけですが、んで、エントリはゲームとは何の関係もなく、遥か前に書いた京都篇の続き(爆)。 
 いや、umacoさんがさくさく上げてらっしゃるの見て、いいなあと思ってさ(コレとか)。

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河井寛次郎記念館 *クリックするとちと大きな画像(800*600)で開きます。
 陶芸家河井寛次郎の住居兼アトリエをそのまま残した記念館で、ここは二階の書斎だったかな。(画像の日付はホトペ加工日付、撮ったのは今年の一月末に行ったときね)。

 五条坂の方にあるんだけど、京都国立博物館からてくてく散歩がてら歩いてって、きっちり道に迷い、通りすがりの老紳士に訊いた。コンビニ帰りらしく、ビニール袋下げてらしたけど、毛玉の出たカシミアのセーターという、年季が入って品のいい方だった。
 んだが、「決断力のある方向音痴」たるわたくしは、明るく教えられた曲がり角をミスった。すると、先の老紳士が慌てて追っかけて来て(心配してこっそり後ろから見てらしたようだ)ため息をつかれ、「そうどすなあ。よそから来やはったお人は、なかなかよう見つけはらしませんし。ついておいない」
 かくしてすぐ近くまでアテンドしてくれた。いいシトであった。

 白状すれば河井さんの陶芸作品はそんなに好みじゃないんだ。もし仮に上げるって言われてもどうしようかなってとこで(爆)。でも、家使ってるって聞いて前から行きたかったのよ。民家マニアとしちゃ。んで、感想は、

「この家に住みたい!」

 と、しばし地団駄を踏んだ。オトナとしての強い自制心がなければ、床に転がってじたばただだをこねていたところだ。(シーゴラス曰く、「オトナはそんなことしようとさえ思わない」)
 古い民家のレトロモダン展開たあ、私の弱いミーハーな脇腹を抉り込むぜ。例の「新建築」に載るような、作り手の美意識が暴走して「どうやって住むんじゃここに」と手鼻かんだる的おたれさは微塵もなく、「ビフォア&アフター」的ぬるいクリエイター気取りも無く、住んでる人が創り上げた美的空間ってんですか。お見事の一言。
 きっちり生活の匂いがしつつも品があり、隅から隅までぴんと張りつつもなおかつ寛げる佇まい。相当、高難度な家です、私にとっては。これも、住んでた人が「達人」だったからよねえ。まあさ、さりげに置いてるもんもアフタヌーンティやダブルディで買えるもんじゃないしねえ(爆)。ああ、金が欲しい。あんな家が欲しい(涙)。

 ここは記帳さえすれば、幾らでも写真撮ってよくて、平日で人が居ないのをいいことに、あちこちで、床に這い蹲らんばかりにして「小津風のローアングル」やってた(爆)。一眼レフでもないお手頃価格のデジカメ持って床を這うおばちゃん、傍目にはバカよ、バカ。
(ところで、製作アトリエの方には、「ご自由におとりください」と画廊のカタログがおいてあり、私は小磯良平の小説挿絵展のカタログをせしめた)

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河合寛次郎の宇宙(この家の写真も載ってます)

京都関連過去ログ
京都はあざとくて下品でエネルギッシュだ。だから、今なお、LIVEな街だ。
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by acoyo | 2007-04-18 14:13 | 半径○キロの散策 | Trackback(1) | Comments(7)
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Tracked from 下衆牢愚 at 2007-04-18 22:48
タイトル : 法然院  観光名所よりこういう生活を感じられるお寺が好きだ
今回メインのお寺と椿は法然院 そして霊鑑寺 ・・・だったのですが出発が遅れて(前日朝6時から仕事だったので非常に眠く起きれなかった) お寺に着いたのが15:30だったので法然院だけにしました (霊鑑寺はすぐ近くなのですが ここだけで1時間くらい居たら間に合わなくなっちゃった) どちらのお寺も春と秋の 1週間くらいの特別拝観期間中しか中を見れないようだし 春は椿(秋は紅葉)が美しいと言うことで是非行ってみたくなったのです 法然院は所謂檀家寺でありながら 年2回の公開と地域やアーティ...... more
Commented by isao at 2007-04-18 15:11 x
acoyoさま、こんにちは。
ここ、とても良いですよね。
わたくしも仕事場が近くにあるので、
ごく、たま~にさぼりに行ったりなんかしてたりして(爆)
Commented by umaco at 2007-04-18 22:30
TBありがとうございます
写真も家も とてもいい雰囲気ですね 
ジジイになってこういう家に住めるといいなぁ(冬は寒いかもしれないけど)
河井寛次郎さんは知らなかったけど 木彫の感じは好きです
Commented by tonbori-dr at 2007-04-18 23:48
こういう家屋ってえのは住んでいる(住んでいた)人がいて初めて完成されるんだなあというのを感じますねえ。
それは新しかろうが古かろうが時を刻むってのはそういう事かなと。
Commented by jaguarmen_99 at 2007-04-19 19:46
おっ、これいいですねぇ。雰囲気あるな。umacoさんとこも今初めてみました。ああ、忙しかった頃だ(ノД`)見逃してた・・・・。
Commented by acoyo at 2007-04-23 13:37
★isaoさん
あ、こんにちわ~。そうですかあ、ご近所ですかあ、あのあたり雰囲気いいし、いいなあ。ああいうとこで、ぼけっとさぼれるのって羨ましいです。

★umacoさん
お褒めにあずかりうれしゅうございます。自分できちんと撮れないからホトペにすがっております。
もはやババアなんで、こういうとこ住みたい。ただ冬の寒さも怖いけど、夏の暑さがさらにコワイという(爆)。

★tonboriさん
>住んでいる(住んでいた)人がいて初めて完成されるん
「ビフォア&アフター」が不快なのはそのあたりだと思うんですね。「ほら、これでステキでしょ」って感じで、何だかすごく押しつけがましい。時を経て完成されるんじゃなくて、できたての頃は雑誌に載りそうに綺麗だけど、後は汚くなってくだけの家って感じで。

★じゃがさん
褒められちってうれしい。
umacoさんとこのいいでしょ? 私はああいう写真が好きですね。法然院のが特に好き。
Commented by zazies at 2007-04-24 20:44 x
私もここ行きましたよぉ、新婚旅行で♡
ほんとここを新居にしたい!と一日ここでうだうだしてて
離れがたがったの覚えてます。
あとは同居人が尊敬する坂本先生の足跡を訪ね歩いた遠い日々…
そんな時があったんだな〜
Commented by acoyo at 2007-04-26 12:55 x
★zaziesさん
おお、お元気ですか?
新婚旅行ね……ロマンチックだなあ。そうでしょ? あそこはどうもだだこねたくなるでしょ? 
坂本先生の足跡ですか。私は厨房の頃、新撰組も込みでやりました(爆)。