夏の青蓮院 《「閉じられた庭」としての楽園》 まだやるか半径70キロの散策京都編#3

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クリックすると800*600で開きます。(画像には加工日付が入ってますが、撮ったのは去年の夏)

青蓮院
 例の熱のある身で出かけたときですよ。その庭の奥にある茶室前。

 夏の朝、あの庭をたった一人で眺められたってのは途方もない贅沢だった。
 だって、だーれも居なかったんだもん。
 私は座敷にべたんと座って、nanoでグールドの弾くパルティータやらスカルラッティやら聴きつつ、エヴィアン飲んで、小一時間もぼーっと青い庭だけ見ていた。そんとき、あの翡翠色の空間すべてが、私だけのものだった。あれはちょっと忘れられない。
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 ま、そいでこの写真はつまんないつうか、狙ったけれども外してるってので(爆)。

 ただね、実際、院内を歩いてる間は、そんな「静寂」でもなーんでもなくて、ほんと、
熊蝉の青蓮院を通り抜け       秋山百合子
 ってな感じでしたね(藁)。京都の夏ってのは、あの暑さといい湿気といい、緑の猛々しい勢いといい、眩暈がしそうに暴力的だもんなあ。だからこそ、蜃気楼のように見えて来る何か、というのが確実にあるんですがね。
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by acoyo | 2007-04-23 14:15 | 半径○キロの散策 | Trackback | Comments(11)
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Commented by 夏葉 at 2007-04-23 21:47 x
いいなぁ……(うっとり)。
Commented by jaguarmen_99 at 2007-04-23 22:00
座布団が紫っていうだけでたたずまい変わるなぁ…。
Commented by tonbori-dr at 2007-04-24 00:02
こーゆうトコって空気違いますからね。
なんか色々見えても不思議じゃないと(^^;
Commented by wake1 at 2007-04-24 18:50
たぶん、ここ、行ったことあるですよ。
たぶんムラサキの座布団の方向(かどっか)に、
昔の門跡さんの部屋とかなかった???
Commented by kiyotayoki at 2007-04-25 11:31
京都みたいな観光名所で人が写り込まない写真が撮れる、それだけでも贅沢な感じがします。。。
Commented by s/yumic. at 2007-04-25 15:44 x
わたしの住まう、某所では、本当になんでもないところに、
はっとする光景があって、嬉しくなります。
ご近所とかね。
Commented by acoyo at 2007-04-26 12:54 x
★夏葉さん
いいでしょ?

★じゃがさん
うん、あれがアクセントにならないかと思ったんだけど、できあがったものはあまりなってないという。

★wake1さん
門跡さんの部屋? ううん……覚えてないなあ。ただ、がらがらだったんで、撮影禁止の国宝を堂々撮影してきたけど、国家権力の祟りでピンボケだった。 

★kiyotayokiさん
結構、人が行かない季節の一番乗りだといけるじゃん、と思ったんですが、二条城、三十三間堂クラスだとちょっと無理でしたね。東山ってのがよかったのかもしれません。

★ゆみたん
結局、観光地に行ってもさがしてるのはそういうとこの気がします。なんでもないとこの、はっとする光景。
Commented by KAZZ at 2007-04-26 19:47 x
趣あり過ぎ!!
羨ましいぞ。
Commented by umaco at 2007-04-27 13:49
いいですよねぇ お庭眺めてぼーっとできるのって
法然院はぼーっとしたい場所には人が多く さらにバイトくんのたどたどしい解説が時折割り込んでくるのでそういう雰囲気ではありませんでした
夏の日差しがよく分るすばらしい風景を有難うございます
Commented by acoyo at 2007-05-02 12:54
★KAZZさん
「雪の降る街」にお住まいの方こそ、趣きありまくりと思われ。こっちが羨ましいぞ(藁)。

★umacoさん
そう「ぼーっとする」のは贅沢ですよね。なお、写真については、いやはや、こちらこそいつもありがとうございます。
Commented by acoyo at 2007-05-02 12:56
恒例のコピペ漏れ。陳謝いたします。うう。

★toboriさん
空気の違いっての、京都はうまあく「残してる」と思います。いや、「残しやすい」街だからこそ、千年の都なんだな、きっとそうだ。