カテゴリ:半径○キロの散策( 54 )

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村の公式HP

 四ヶ村(しかむら)ってのは、豊牧、沼の台、滝の沢、平林の四つの集落を総称する呼び名で(実際には大蔵村ってことになるようだ)、世帯数約100戸、人口約500人の山間の小さな集落に、総面積12.5万平方メートルの棚田が広がってるそうですわ。
 無論、「日本の棚田百選」にも入ってる。

 これは勢いで行った。二日目は、最上川を下る筈が、雨で増水して危ないかもってんで(実際は舟は出てた。私の馬鹿やろ)、巨木めぐりにコースを変え、そんとき、思いついて行くかって話になったんだけど……その難渋についてはもはや言うまい。ナビはとっても「県道に弱い」。
 ちなみに、ここで20キロぶりのよろず屋で道を聞いたシーゴラスは、じいちゃんとおっちゃんのおよそコアな山形弁の世間話に巻き込まれ、15分も和気藹々と(そう見えた)喋りこんでいた。彼が車に帰ってから、何話してたの?と訊くと、道の説明はわかったけど、後の一般的会話の方は、不明瞭な発音で早口で話されると、イントネーションがまるで違う分、意味が取りづらく、仕方ないんで、精一杯の笑顔で好意を示して肯いてたそうだ。曰く、「日本は広い」

 んでね、ここはほんとに、ステキだったよ。
 つうことで ↓ツヅク

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 タイトルの句は再び山頭火。

銀山温泉公式サイト

 この温泉は、マミーがやたら推薦するんで何の情報も無く行ったんだが、お恥ずかしいことに記事上げてKAZZさんが指摘してくれてから、気づいた。成瀬己喜男の傑作、『乱れる』の重要な舞台であった。
 そうだったのか、この既視感はそうだったのかと己の不明を恥じ、映画の神様にお詫びすることしきり。いや、最初にガイドブックで派手な写真を見た時は、『千と千尋の神隠し』の湯屋がまず頭に浮かんで、それがどうも離れなかったもんでさ。いや、着く直前まで、「いつも何度でも」鼻歌で歌ってたくらいで。

↓ツヅク

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↑羽黒山参道の杉木立。クリックすると大きな画像が開きます。

 冒頭の句は、山頭火。
 そいで、レスとか遅れてごめんなさい。帰るなり、手ぐすねひいて待ってたKさんとメールの往復してまして(爆)。いえ、文句じゃないのよ、Kさん。仕事があるって何て嬉しいことかしら、とまだドラエモンのまんまの足を見ながら思ってますがな、ええ、心から。
 つうことで、明日こそ、ネットご近所訪問! ううむ、旅は楽しかったが、その点じゃ寂しかったよ。

 さて、本編。(↓ツヅク)

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描いたシト:シーゴラス  ホトペでいじって色塗ったシト:シーモンス

 いえ、たかが連休利用の週末旅行(爆)。だから、マルチタスク状態で家事やってたんだけどね。結局、済んでないんだけどね。ええ、PiuLentoさんご推奨の地へ行くのさ。

 しかし……行き先が大雨って新聞にまで出てんのはどゆこと。
 河川の増水には厳重に注意ってどゆこと。大雨を集めて早し最上川。(何のひねりもない) 
 飛ぶのか、あのプロペラ機に無理矢理ジェットエンジン乗せたような可憐な飛行機は。飛んでくれるんだろうな、ANA。

 つうことで、うまくいけば、明日は「大雨の観光地 副題:何しに来たんだうちらはここまで」を携帯からアップします。
(関係ないが、夜間撮影用に三脚を忍ばせようとしたら、「誰が持つんだ、誰がこのクソ重たい荷物を持つんだ。自分はnanoとneonしか持つ気もないくせに。撮る時以外はGXだって人に持たせる気だろうが」とシーゴラスに折檻されて却下された)

以下私信……Kさん、読んでらっしゃいますか。すいません。有言実行で自分を追い込んでみましたが、それで追い込められるような柔な私ではありませんでした。今晩がんばろーと思ったのよ、ホントよ。でも、梅雨前線の動きで頭がいっぱいになって到底それどころじゃねえの。お約束のブツは来週始め、戻ってからということで。見捨てないでね、お願い。……私信終わり。

 では、行って来ます。るるる。
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 ほんと、初夏の京都はクーラーの効いた茶店から眺めてる分には、とても美しい街と思われ。

追記:
 解熱剤と栄養ドリンクをぶっこんで(手に入るもんならいっそスピードが欲しかった)、浮き世のしがらみの義理から「晴れ、気温31度湿度80パーセント」の盆地を彷徨し、さっきやっと帰宅いたしました。帰りの電車の中ではどっちの効き目も切れ、意識喪失しておりました。
 皆様、↓での励まし、ありがとうございます。何はともあれ、寝ます(涙)。レスはおって。
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此処がどこかわかる人は、関西ローカルとゆーより、キタ・ローカルと思う。わりとキタ(梅田)って肩身狭いのよ、大阪では。

帰宅後の追記:
 髪を切ってきた。後悔した。当分、鏡は見たくない。
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主は人に棄てられ給へど、神に選ばれたる貴き活ける石なり。なんぢら彼に来たり、活ける石のごとく建てられて霊の家となれ。
 (ペテロの前の書 第二章第五節)

 阪急宝塚南口の駅から、線路沿いに西宮へ向かって5分くらい歩いたとこにあります。阪急今津線に乗ってれば目に入る筈。
 村野藤悟さんという建築家さんが1966年に建てた、結構有名な建物だそうで(同居人も知ってた6)、別名「なめくじ教会」。
 私は子供んときから、この路線にはずいぶん乗ってるんだけど、あまり意識したことはなかったのね。ほんと、昔っからあるもんでさ。それが、たまたまネットで見つけて、ああ、あれかと思い、GW最終日、大雨の中、見に行った。
 とても奇抜な目を引く建物だけど、実際に行ってみると、そんなに浮いた感じはしない。
 落ち着いていて、それこそ前回エントリの某建物の如く、看板に大書するよな必要はまるでなく、佇まいそのものが端整で「静謐」だ。神様を信じておらぬわたくしも、そのくらいのことは思う。

 ただ、住宅街のド真ん中、建て込んだとこですぐ横は線路、とても撮りにくかった。
 こうなると、このカメラじゃダメだに、もっといいカメラ欲しいに、なあ、EOS買ってよー、なあEOSーぅとねだると、同居人に折檻された。

 というわけで、全体像にしても部分にしても、よその家と線路の電線が邪魔で撮れなかったので、それについてはこちらをごらんくださいませ。
宝塚カトリック教会(建築写真集 NO)
 サムネイルから拡大画像に飛びます。

 実際、この教会がある宝塚南口界隈は昔っからの高級住宅街で、今風の「うわっちゃれえデザイナーズ・ハウス」でない落ち着いた家が多く(西洋館でも年季と出来が違う)、歩いてて楽しい。あちこちの家の庭には当たり前みたいに鬱蒼とした木が茂っていて、濡れた緑が鮮やかだった。
 たとえばこんなの↓

おまけ:南口で見かけた家
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 最近は、阪神圏のどの市も歴史保存運動とかが盛んで、T市も旧街道沿いの整備など、金も無いのにがんがんやっておる。
 んなことする暇に耕作もしねえで放置してる田畑を握りしめて放さん「元百姓にして今、お気楽リーマン」どもから土地ぶんどり、道路広げたり(慢性的な道路渋滞)、公共施設(人口に見合うだけあった試しが無い)を作るのが急務だろうと思う。
 だが、前市長の情けねえスキャンダル後に当選した新市長様は、ばりばりその地主階層の出身なのよねえ。T市生まれのT市育ちを売り物に通ったが、○○家ったら、T市有数の土地持ちじゃん。要するに庄屋の坊ちゃんのなれの果てだよ。国会議員時代は、「IMF」が何の略称か知らなかったので有名な男だ。さぞ既得利権層の絶対防衛に励んでくれるであろう。
 T市に先は無い。私は真剣に尼崎か西宮に逃げようかと思っている。

 んで、そのT市民の愚痴は枕なわけで、ネタはお隣の伊丹市。
 ここもなんか保存したり飾ったりでにがんばっておる。伊丹は私が5歳まで過ごし、現在の実家も「石を投げたら伊丹市」という立地(T市はその地主利権の絡みでフクザツな市境界線を持つ。実家界隈は言わば飛び地のようなものだ)だもんで、とても馴染み深い町だ。
 無論、ただの農村だったT市に比べ、伊丹は別に自衛隊と空港だけってわけじゃなく、灘と並ぶ古い酒造りの町である。それ相応の趣きがあるであろう。さぞ古い街並みが残っていたであろう、
 20年前なら。
 今はといえば、小西酒造(白雪)のばかでかいビル始め、藏風の黒瓦屋根に白壁のビルがやたら目につくという程度で(小学校もそうだもん。金があれば、地方県庁並に豪華と言われる市庁舎も建て直してるぞ、きっと)。大震災が痛かったのであろうが、みやのまえ文化の郷と言われてもなあ……まあ、これも文化だわな。(↓ツヅク)

みやのまえ文化の郷界隈を歩いてみた。
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 タイトルは種田山頭火の俳句です。

 んで、今日はお天気もいいし、こういう日は、
林間煖酒焼紅葉  林間に酒を煖めて紅葉を焼く
石上題詩掃緑苔  石上に詩を題して緑苔を掃ふ  (白居易)
 といきたいとこよね、そーゆー趣きでどうよと浮かれたついでに締め切りを一時忘却する算段で仕事上のスランプ脱出のため、一日野山を徘徊しておりました。(実際に紅葉焼いて熱燗なんざしたら消防署が来るんで、代わりに丹波屋の味噌だれ餅を食った。リリカルではないが美味いのさ
 そいで、何であれお調子者ですもんで、あーきのゆーひにーてーるやまもーみじー♪とか機嫌よく歌っておるうちにずんずんと「色深き 紅を分け行くかたの 山深み。げにや谷河に 風のかけたる柵は 流れもやらぬもみぢ葉を 渡らば錦」。挙げ句、図に乗って「駒の足並 勇むなり」とばかりに細道に分け入ってしまい……後はお馴染みのパターン。
 疲れた。足痛い。すごく痛い。すっごく痛いったら痛い。
 さっきまで、同居人に足裏マッサージしてもらってたっつう、「あら情なの御事や」(涙)

 もちっと踏ん張って黄昏れるまで山におれば、前にオテムバさんが教えてくれた句のような光景がかいま見られたかもなあ。
この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉   三橋鷹女

 ……考えてなかったが、引用した『紅葉狩』も鬼女の話だった(藁)。桜同様、紅葉にも鬼が棲むのだな。
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 落霞紅(らおしあほん)は中国語の夕焼けの空の色、暮云灰(むーゆんかい)は雲の色。日本語だと夕焼け空の色が茜色で、夕映えの色が夕色(英語だとafter glowというとこですか)、さらに時間がたつと暮色。

 きょうの空のあかあかしさは、なんとも綺麗だったのだけれど、どこか禍々しかった。
 なんとも華やかに鮮やかしい色なのに、その芯は昏(くら)く沈んでいる。綺羅綺羅しいのに、どこかがさがさと猥雑でいて、奥の方から惨たらしい匂いがする。
 そういう俳句を探したが見つけられなかった。太宰治が短編でこんなことを書いているのが、一番、近いのかも知れない。

 ツヅク

その、「こんなこと」
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