カテゴリ:映画・ドラマ( 101 )

 ということで、連休終盤寝込んでたわけですがw、その間、暇なんでこれ考えてました。
micchiiさんとこで聞いたネタです。

「レンタルビデオ屋始めました」バトン vol.2
あなたはレンタルビデオ店をオープンしなければならなくなりました。つきましては五十音につき一本ずつタイトルを揃えてください!その際のルールは以下のとおりです。
1、自分の好きな映画から選ぶ
2、1監督につき1作品とする
3、自力で思い出す
4、外国映画、日本映画は問わず


 えっと、タイトルはなんとか思い出しでケテーイまでは自力でしたが、その後、校正にはググりました。これもいかんのか? ほんで、なおも自分で決めた縛りは、
5.受け狙って渋めとか考えないw。基本、脊髄反射を信じる。
6.レンタル屋である以上、トーゼンながら「人に観てほしいタイトル」を選ぶ。
7.誰か様とのダブりは避ける。


 ……で、結果、やっぱり私がやると、素直にAFIベスト100になる。よくよくひねりのない女だなと。ただ、最近ひねりたがる世間がどっか面倒にもなっててさ。
 まあ、香港映画やアクション映画に関しては、7.のからみでまああちらにお任せってことで(爆)。その分、落ち穂拾いが出来て楽だが、同時になんだかシネフィル・イマジカって感じがしないでもない。どうもパルムドールとかそういうクラスタ? っての。
 商売でやるならもっと安倍川餅映画好物の安倍川餅食いながら、気楽に観られる映画の意)選ばんと。んじゃ、次から、この手の企画は「安倍川餅映画に限る」という縛りでやるか。

ツヅク

ということで、当然以下は長い。
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 と、厭味ったらしい副題にしたものの、これに関しては、私の個人的違和感(=ビミョー)を除けば、以下の方のご意見にすべて賛同できる。そして、この映画はどなたにでもお勧めできるウェルメイドな作品である
 ともかく、コーエン作品をどなたにでもお薦めできるのは初めての快挙ではないだろうか。それだけは、ある意味でめでたい。

許されざる者たち「トゥルー・グリット」(web-tonbori堂)
『トゥルー・グリット』(2010 米)(映画の心理プロファイル)
twitter映画感想 vol.3 『トゥルー・グリッド』(愛すべき映画たち)

 で、以下は私が感じ続けたビミョーさについて。最初は、旧作を見返してと思ったが、そうするとあっちの印象に引き摺られそうなので、もうそうしないで書くことにしました。
 それで、けなしてるつもりはないが、けなしているのだろうか? ……だもんで、「好きな映画のこと、ちょっとでも悪く言わないで!」とおっしゃる方は、絶対にこの先を読まないでね。

 ツヅク

なんでこの映画がビミョーだったのか、わたくしも考えた。
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米Yahoo!の「死ぬ前に見たい映画100」 (愛すべき映画たち)

 この手のはAFIAmerican Film Institute アメリカ映画協会)がずっとやってますな。NHK-BSでよく放映されてる。ただ、「eiga.com曰く映画ファンを自認するなら当然見ておくべき名作」だそうで、AFIより強気だなと。
 で、micchiiさん、私は『グリーン・ディスティニー』入ってて嬉しかったすよ。何せ周潤發に様つける女ですし、今はもうあの亀のこと忘れさしてくれそうな話なら何でも、って最近、エントリでコメントする癖ついてねえかとか、後、これもコメントに書いたけど、ビリー・ワイルダー複数ランクインはめでたい、ってそれももういいっての(爆)。

 んで、書きたかったのは、そのことじゃなくて、前に、AFIが映画主題歌ベスト100(予想に違わずover the rainbowが1位であった。一度でいいからひねろうよ)やったとき、番組の最後で、AFIのシトだか総合司会の女優さんだったかが言ったことなんだよね。

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 近所のシネコンは閑古鳥。え? うちらだけ? と思ったらその後、櫻井某目当ての地味なおねえさん方がぱらぱら、次いでどっか行こうよーとうるさいガキ黙らせる算段の家族連れがばらばら。何だか寂しい土曜のシネ・ナイト。
 ま、「珍しくもブログ仲間が三件揃い上げ&たまたま元気でお出かけしたかったんで行った」んすけど(『ダウト』や『フロスト×ニクソン』てな頭よさげなもんも行きたいけどさ。梅田まで出なきゃなんないし、今の私には体力は貴重)。んで、翌日の日曜は予想通り寝て過ごした。今日は中一日休養後ってとこで、体調はともかく気分は元気。

 
 最初に。私はこの映画撮った三池崇史という監督がとても好きなのな。でも、そのー、「一応は世界の三池」らしいが、非常に書きづらいのよ、わたくしには、さして知識も無いし。だもんで今まで勝手に、某ブログ某ブログに「三池の件は全てお任せ」してきた。
 んだから、このエントリにはバイアスかかってます、まずそれをお断りしときます。

 そいと見終わって、肩押したお三方のエントリ読み直し、
全国の女子高生のみなさん!! (ドット・ハラーイ)
『ヤッターマン』仮面に隠した正義の心(せんだって日記)
子供は解らなくていいんだよ。〈ヤッターマン〉(日刊【考える葦】Returns)

 「やべ……。書き足すことがねえ」(爆)

「難問のアニメ実写化見事クリア」の件はゑび庵さんが、「ドロンジョ様という女」(&俳優)の話はせんだってさんが、「三池的なるもの」については森と海さんが語っておられる……じゃ、わたくし、何書けばよいの?
 つうことで、新しい切り口なんてナイ。それでもだらだら書いちゃうのが私の性ってことで、よろすく。

4.1追記
まさか邦画の実写で『ヤッターマン』が観れるとは。(web-tonbori堂ブログ) 
さあこれでお任せ組が揃ったなと。つか先に上げてよかったよ。ホントに書くこと無くなるとこだった(藁)。
 さらに追記
やっておしまい!(瀬戸際日記)

ネタばれはないと思う、多分。
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緒形拳さんが急死…先月末には元気な姿も

 本来は別の記事を上げる予定だったんだけど、それどころじゃなくなった。
 もう、弔意エントリは上げたくないと思ってたんだけど、それどころじゃなくなった。

 緖形拳の業績とか凄さとか、今はつらつらと書く気にもなれない。

 ただ、この、日本の映画界に、ずがん、と空いた穴。もうコロニー落とされてしまったような穴というか、空白感をどうすればいいのか。

 世界に本当に胸をはって誇れる名優を、視線どころか、指一つ、顎一つ動かしてあらゆる感情と状況を演じられた役者を、戦後最大の天才俳優を失って、どうしろというのか。

 もうなんかわけわかんない。冥福を祈るような気分にさえ、まだなれない。
 
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 出ましたよ。ついに出ましたよ、長かったよ長かったよ長かった長かったーっ!!!!!。
 今まで、この番組のためにわざわざRAM搭載DVDレコーダーを選び、クソ高いRAMに片面二話で全話収録し、出ない邦盤を待つ余裕さえなく、字幕も無いアメリカ盤DVDも揃えた。そんな苦労も過去のこと。
 そしてやっと出た。出たよ、『ホミサイド殺人捜査課 DVD日本版』アマゾンより昨日の夜着)。たのみこむに頼みこんだら、ほんとに何とかなったよ、泣けるぜ、わたくし。

わたくしは今、猛烈にカンドーしているので、ツヅク。
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 正直、なんでこんな「どうでもいい」(爆)映画でと長々二度も上げるのかと考えたら、実は、キングについて一度も上げてなかったんだよね。結構、自分でも驚いた。まあ、ことさら長いのもそのせいかと……。

 kingdowさんが言われた。「(キングの映画観るときは)キング好きとしての視点は捨てることにしています。そうしないと、許せる映画なんて皆無に近いですから(苦笑)」
 そうだよなとしみじみ。よくぞ今まで、映画館で暴動が起こらなかったものだ。
 なんか今じゃ、キング読まない映画ファンにさえ「キング原作」は不信のブランドになってない? 実際、映画としてもぱっとしないのが多いじゃん。何か? キングの作品には映画ダメにするぞウィルスでも潜伏しとるのか? とかつい。

 んで、じゃあ、今回の『ザ・ミスト』、他のキング読みの方の反応はといえば、まずkingdowさんyoshinoさん「筋金入り」でお好きかどうかはちょっと不明、お読みになってることは確か)は映画ファンとして語っておられて、諸手を挙げてではないけど好意的。ネットでも傑作の声が高い。
 それに対し、bluegeneさんは清々しいほどきっぱりキング・ファンとして「否」。

 ほんで、お前は? と聞かれれば、映画としちゃ「どうってことナイ」で、キング・ファンとしちゃぁ、「許せるもんかい」。だもんで、yoshinoさん、ごめんなさい。自称筋金入りのわたくし、徹頭徹尾、I can't get no satisfactionです(藁)。
 さらに、これまたキング読みのK氏にメールしてどうよ? と聞いたならば、レスは短く、

「キングの劣化コピー」
 または、「キングの安直なモノマネ)」

 あはははははははははははははははは……あ・けん・げっのー。

そうして話はツヅクよどこまでも。ネタバレは……あるかも。
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巷で今年1番と評判の『ミスト』雑感(ネタバレ) (tonboriさん:web tonbori堂)
ミスト (kingdowさん:キング堂ブログ支店)
『ミスト』~まさしく蛇足 ((bluegeneさん:Long after Midnight)
ミスト (Yoshinoさん:small_happiness)

 あのね、別にB級が悪いって言ってるんじゃないんですよ。私、B級映画好きですもん、まあ、そんなことここに来てくださる方には重々おわかりと思いますが。 さあ、「キングのくそ映画」シリーズに新たな一本が加わるのか、それともその定説を覆す作品となるのか話題の『ザ・ミスト』。とあれ、私も駆け込みで行ったさ。レイトショー、最終日前日。
 今回は映画ファンとしての感想と、キングファンとしての感想を別々に書こうと思ってまして、キングファンとしての感想は明日ね。
 なお上記のTB元、今回のエントリはtonboriさん、次回のエントリがkingdowさん、bluegeneさん、Yoshinoさんと絡むってことになりますかね。まあ、どっちも被ってますんで、一応、最初に記事内リンクさせていただきました。tonboriさん、kingdowさん、Yoshinoさんは大人ですんで、いずれビデオででも観ようかと思ってる方はむしろこのお三方が参考になるかと。blugegeneさんは……キング読み必見の熱さです。

 んで、私の「映画ファンとして観たぞ篇」、例によって、しつこい子供の文句、ですわ。

ツヅク ネタバレがありますんでご留意ください。
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『細雪』(映画の心理プロファイル)

 kiyotakiさんが大好きな『細雪』について書いてらして、嬉しいなあと読んでたんですが、そこでふと、あ、やっぱ、非関西人にはわかりにくいとこがあるんかなあとか、思った。

 それは『船場』いうことやねん。
 舞台は主に芦屋でも、『細雪』は、関西いうより、「船場の人ら」の話やねんわ。
 せやから、あの、この映画で役者さんらがしゃべってはんのは、「関西弁」、いうかそう言わはるんは多分、大阪の「浪速弁」いう感じなんやろけど、あれはそうやあれへんねん。勿論、関西弁でもええやんいうたらそうやねんけど、あれはやっぱり「船場言葉」やねん。谷崎さんの奥さんやった松子さんも、船場の人やねんわ。
 あれは、船場言葉で、関西弁でも浪速弁でもない、それは、ネイティヴにはちょっとこだわるとこやねん。

 ツヅク↓ えっろう長うなりまして、なんやほんま申し訳のうて……。

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市川崑監督が死去

そして巨匠も逝った。(web tonbori堂)
木枯らし吹く日に、市川監督逝く。(映画の心理プロファイル)

 今晩はポリスのレビューを書くつもりだったし、金沢の写真も仕込みもしたかったし、そいと、tonboriさんがせんに書いてらしたロイ・シャイダーのことも書きたかった(kiyotayokiさんも書いてらしたです)。
 でも、さっき、このニュースを聞いて、全部吹っ飛んじった。

 今は何か、まとまったものを書く気力はなくて、そりゃあ覚悟はしていたけれど、覚悟はとーっくにしてたけどね……。

 ただ、私にとって、横溝シリーズの市川崑と呼ばれるのはちょっと忸怩たるものがある。つか、すこぉし、居心地が悪い(藁)。
 ムロン、あれが悪い作品というわけではない(2.14追記:そんで、あのシリーズが嫌いだって意味では決してナイ)。商業的な成功は、クリエイターにとって大切な勲章だものね。
 けれど、なるほど市川は巨匠でありつつプログラム・ピクチャーもこなせるという、本来は当然、今となってはとても稀有な存在であったわけだけれど、横溝作品では、彼の作家性が、スキルとセンスに偏って発揮されていたと思う。前述した通り、プログラム・ピクチャーも結構撮ってる人なのだが、職人として仕事をこなしつつもちゃんとトータルで作家性を立たせているものも多いからだ。

 というわけで、私にとってはやはり、「雪之丞変化」の市川崑であり、「炎上」の市川崑であり、「股旅」の市川崑であり、「東京オリンピック」の市川崑であり、何よりかにより、「木枯し紋次郎」の市川崑(総監修で一部監督)で、「細雪」の市川崑だった。

 市川崑は、日本独特の陰影の美を余すところ無く表現しつつ、その手法は常に斬新でむしろコスモポリタンだった。紋次郎で壮絶にリアルな殺陣を作り上げながら、それをうっとりするほど美しく撮った。悲劇の中に喜劇を、喜劇の中に悲劇を見る、言葉通りの意味でのヒューマン・コメディ、「人間が生きているという喜劇」を撮った。つまり、最高にクラシックで最高にモダンな、エッジがたっていてめちゃくちゃクールで洒脱な監督だった。そして、あらゆることを、物語や人間を、台詞で解説するんじゃなくまず映像で、「画」で語ってみせた。
 画づらが綺麗なだけの監督なぞいくらでもいるが、「画」で満腹にさせる監督なぞそういない。私にとって市川崑とは、そういう監督の一人だった。

 私は、このイカシたじいちゃんと、じいちゃんが作る映画を(出来不出来はあっても)アイしてた。御大黒澤、前に書いた黒木と並んで、洋画一辺倒だった小娘に邦画の凄さを教えてくれた人、リバイバルの邦画を観るため、あちこち足を運ぶようにさせてくれた監督だった。
 だから、今も、仕事をやっててどうにも辛い時など、私はよく「細雪」のDVDを引っ張り出す。そして、淀川長治先生をして「完璧」と言わしめた映画を堪能して至福の時を過ごした後、おもむろにパソコンに向かい直す。そして、巨匠の万分の一でもがんがって仕事しようとか思う。

 ニュースでこの訃報を聞いた時、私はふと、13日未明なら雪が降っていたなと思った。少なくともうちの近所では降っていた。何にせよ、私は、彼がこの世を去るときに雪が降っていたならいいな、雪が降っていてほしいな、と思った。
 御室の桜はまだ咲かず、金閣寺も燃やせないのなら(爆)、彼を送るには、やはり、雪です。

 そいで、私は窓の外を眺める。外は暗くて何も見えない。雪もやんじゃった。
 でも、多分、今の私は、「細雪」のエンディングで、降りしきる雪を見つめていた石坂浩二のような表情をしてるんだと思う。「あれが嫁にゆくんや」と呟いた、あの顔をしていると思う。

 それでも、いっか。
 これでやっと、市川さん、奥さんに会えるんだ。


●wikipedia 市川崑



すいません。↓のエントリのレスは明日つけさせていただきます。ごめんなさい。

 
 
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