<   2007年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧


 タイトルの句は森澄雄。んで、↓のエントリで上げた写真(携帯撮影)は、近江八幡の水郷めぐり。要するに川遊びなんかしちってたんですね、わたくし(わ、すげえ聞こえのいい表現)。
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 それがねえ(藁)、運がいいんだか悪いんだか混む時間の狭間だったか、その舟に乗ったのはわたくしとシーゴラスの二人きりでねえ。
 気のいい船頭のおじちゃんがガイドなんかしてくれるのも、正直、有り難くって迷惑ではあったが、そういうとこは抜群に気を使う夫婦だもんで、精力的に相槌を打ち続けた。まあ、モーターと水音で何言ってるか、ほとんどわかんなかったのはラッキーだった(爆)。
水は黄土色だったが、これについてまず船頭さんがまず何より最初に、ホントは綺麗なんだよ、でも、今、農繁期でしょ、そっちの水が来るんでこうなんだよ、ホントはもっと綺麗なんだよと一生懸命言ってはったんで、なんだか苦笑しちった。いいって、そういうこと気にしないって。だって、つまりそれって生きて動いてる水だってことじゃないのさ。芭蕉が舟で遊んだ時だって、五月雨と謳ってるから、こんな水だったかもしんないじゃん

 そうやってモーター音は聞こえても、水音ははっきり聞こえる。いつも思うんだが、水の音ってのは、驚くくらい人の神経を撫でてくれる。後、聞こえるのは葦の原の中に居る水鳥の鳴き声だけだ。卵を孵す時季なのか、休日で舟が行き交うせいか、姿はあまり見えない。ただ、鳴き声だけが葦の奥から聞こえてきた。

b0016567_19344289.jpg 曇り気味とはいえ結構暑かったのに、水の上の空気はひんやり冷たかった。湿った風で髪はくしゃくしゃになったけど、とても気持ちよかった。
 だから、私は機嫌のいい猫みたいな気分になって、ぼけーっと川や水路や葦を眺めていた。
 葦の向こうには水田が広がる。田植えが済んだ後の水を張った田んぼだ。水には春の曇った空が映る。
 豊葦原の瑞穂の国、という言葉が、すとん、と浮かんだ。
 その、「すとん」加減もまた、とっても心地よかった。

 んで、そんな言葉出しといて何だが(藁)、私淑する故網野善彦先生は、日本史における「民」=農業民ではないこと、要するに、歴史を「田畑耕すおヒャクショー」中心にばっか考えるってどうよと言われたお方である。日本人はコメ作ってたヒトばかりじゃないんだよと。
 だから、漁業民のことも、水上交通というもののこともつまびらかに書いておられる。あの方の学説については賛否両論ありますが、言えるのはともかく刺激的ってこと。
 たとえば、先生は、日本を含む東アジアの地図というのをひっくり返して見てみろ、と仰有っておられた。そうすると、あらステキ、日本というクニが、「海に閉ざされた島国」ではなく、アジアや南太平洋の諸島と「海で繋がった」一大文化圏の中の一地域に思えてくるでしょ。
 まったく違った形で、人やモノの繋がりが見えてくるでしょ。つまり、海もまた広大な大地であり、川もまた道である……ってなことなのね。

 こうして水の上に出ると、それがよくわかる。
 というか、ホント、ここもまた道だってはっきりわかっちゃうのだ、肌身で。
 そして、日本とはこういった「水の道」が隅々まで行き渡ってる国なんだ、と痛切に実感できる。

 何にせよ、川から眺めると、土地の様相は一変する。今まで見えていたものの中から、今まで見えなかったものが見えて来る。
 そして、風景はまるで違ったものになる。それはとてもオモシロイ。

 ……てなコーショーそなこと考えちって、かなり無理してねえかおめえ? という感もあるが、同時に、ここのどっかで舟留めてもらい、ビールなんか飲みながらライ・クーダー聴いてりゃ、それこそ鳥肌もん Chicken Skin Musicだよとも延々思ってたわ。畜生、缶なりとも買ってくりゃよかったよ、でも、ここで飲むのにエビスは重いな、やっぱキリンよね……。
 とかなんとか、私は日向の猫状態で物思いにふけり、船頭のおいちゃんはいなたくガイドを続け、それに「水の側にさえ居ればカンファタブル」なシーゴラス*1は一々振り向いて相槌を打ち続け、そして、舟は思うよりずっと早く水を切って進んでいった。

 やっぱ、ここはライ・クーダーだわ。彼のあの、撓う音からは土埃の匂いがして、その中ではいつも神様と悪魔があっけらかんと隠れんぼしてる、そういう音がはまるぞ。そう思いつつ、わたくしはOne day married, next day free,Broken hearts for you and me……なんて口ずさんでおったです。

 ただ、この水郷巡り、時間とルートという点では、すこし物足りない。さらにお金を積むor気のあった同行者を集めて@を低くする、で貸し切りにしてじっくり回れたら、もっとすげえよかったのになと思う。金持ちになったら考えよう。

 そうそう、飛び込み宿泊は失敗し、気息奄々数百キロを走って帰宅いたしました、夜中に。
 何、GWのせいではなく、無計画なわしらが悪いのだが、それは次回に。

*1彼の両親は瀬戸内の同じ小島出身で、海の民純血種の血筋である(恐らく先祖はアルバイトで水軍とか海賊とかしてたに違いない。フルタイムでやってた可能性もある)。んで、そっちの系統は全然DNAにない私とは、時に、生活感覚という点で劇的な違いがあったりする。それで喧嘩になったりもするが、なんかオモロイ。

「海と列島の中世」(網野善彦/講談社学芸文庫)
「街道をゆく〈24〉近江・奈良散歩」(司馬遼太郎/朝日文庫)
PRADISE AND LUNCH(Ry Cooder)
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GW終盤戦もカウントダウン。飛び込みの泊まりは果たして可能か?
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 GWにどーっこも連れてってもらえない代わりと言いますか、私の思惑なんかしったこっちゃねえというか、ともかくやって来ましたよ、例によってある日突然
 要するに、東芝くんのDVDレコーダーと同じパターンな。数日前から、シーゴラスが小声でぶつぶつ買い出してたもんで、「ぬぬ」とは思ってたんだけどさ。

 んで、一昨日、普段は買い物あるから梅田行こうとか言うと、「休みの日にまた街中出るの~?」と厭そうな声上げる男が、とても素直に腰を上げるんで、わかってはいたのだけれど、やはりいきなしヨドバシへGo(爆)。
 まあ、ヨドバシ行くのは毎度のことだが、「ついでに値段見てみたいからさあ、ちょっと五階寄っていい?」とか言うあたりでもう怪しい。つうか確信犯。

 そいが5階ゲーム売り場は半ばパニックの大混雑。店員さんがメガホンで怒鳴ってる始末でして一瞬、Wiiか?! Wiiの新入荷かっ?! と焦りましたが、DSだった。要らんわ、あんなもん。いや、おかげで、わたくしはエレベータ降りるなり迷子に。
 困ってしまってにゃんにゃんにゃにゃん。シーゴラスは、シーゴラスは何処? 迷子の迷子のシーモンスが泣いておるのに、片割れは何故津波と共に出て来ん?  
 ついに奴の携帯に電話して「わたしのおうちはどこですか?」。すると、いつも冷静な彼は「ったく、何でそう勝手にうろうろするんだよ。それで君はどこに居るの? 何が見えるの?」とか訊くもんで、「鼻先にイデオンの箱が積んであるぅ。その横にはヴァーカの三号機の箱、いえ違ったステインメンだわ……って、何でそんな違いがわかってしまうの、わたくし」などと情けなくも大人げない会話を交わしておると、
 あら、平積みのヤマトの向こうからシーゴラスの姿が。それはいいけど、あんたが手に提げたそのでかい袋の中身は何。

 ……油断も隙も無い。(ちなみに、半端にケチなのでコアシステム買ってた)

 んでまあ、これ買っちまうと、次の照準はWiiだなと。そりゃ前に書いた通り、当家においては一応、SEEDの次期作のプラットフォーム待ちではあるけど、それでも「劇的な値下げorバイオとメタルギアの新作独占提供」でない限り、PS3独り負けという結末がはっきりと(爆)。
 といって、任天堂独走になっちゃあそれはそれで面白くねえもん、ゲーム業界。いかに裾野を広げるよう努力してても、あそっからGT3のような作品が出るとも思えないしさ。

 んで、その強敵になってもらわにゃ困るわの肝心の箱○ですが、予想以上にがんがってましたよ。いいハードだす。画像スペックはやはり高いっす。稼働画面での背景処理がすげえ上がってます。ただその分、3D酔いはより激しくなりそう。これで「バーンアウト」とかやったら吐くかも。
 うるさいのもホントです。レビューの「ドライヤーかけてると思えば我慢もできる」つう通り、ぶーぶー唸ってます。Windows機だから仕方ないという真っ当な意見(爆)については、うちのパソちゃんはもっと静かだ。だもんで、バイオだのSILENT HILLだの「音も重要な要素」のホラーゲームやる場合はきついよなあ、ヘッドフォン被るのかあ? と正直。

 けどね、いくら置き場所が無いからってね、こんなとこに突っ込むのはどうかと思われ、シーゴラス。 あんたの「思い出のしみこんだβ機」捨てりゃあ場所は作れるだろうが。
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 そんでね、せんだって日記さん、読んでくださってる? 配線が足んなくなってね、GCが一旦ハズされちゃったのよ。ゼルダが出来ないじゃないのさ、ゼルダが! 
 ……ま、どっちにせよできないんだけどさ、わたくし、仕事あるから。中古屋で今さら買って来たスパロボα三次も攻略本共々積んであるだけ~なんだから。(アレの攻略本と言えば、○さん、あの「小隊編成モデルプラン」は何。ステキすぎるじゃねえのよ。思いきし笑かしてもらったわ

 というわけで、今、シーゴラスはDEAD RISINGやってます。あれやりたくって買ったんだしな。噂通りなかなかの出来ですわ。序盤はなんだかムズそうだけど、いつも通り「攻略も添付の解説さえまともに読まずに手探りで」元気に椅子だの植木鉢だの缶ジュースだのCDだのギターだの投げまくって、ゾンビと戦っておられる。
 私としては、手が空いたら師匠お薦めの「ロストプラネット」もやりたいんですが、ホントはこれが一番やりたいの。PS2なんだけど。→(監修に入ってる山本弘の弁
 ただ、これって、どうも定価買いが相応しくないゲームの気がして(爆)。こういう大バカ系ってのは中古で2000円くらいの買って来て、笑いすぎて涙でゲーム画面が見えないわ状態でやるのが一番という気が。
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