→「水冷式パソコンとヤカン」

 niko2mikkiさんが、製品化に向けて、スケッチしてくれました。 ここからでも、前の記事のトラックバックからでも行けます。
 →ときどき絵日記 

「ネット・サーフィンしてる時、ふとコーヒーが飲みたい、そう思うことはありませんか? これならいつも熱いコーヒーがパソコンの前に居ながらにして飲めます。タンク付きで奥様も簡単に水換えOK。目盛りが残量をお知らせします。色はマーサ・スチュワート・カラーの三色。今なら、マーサ・スチュワート・オリジナル・USB接続ミニ卓上掃除機とマーサin刑務所、サイン入りフォトがついてきます」 ……と、CMでは岩下志麻に言ってもらうつもり。
 
 私はこれを持って、象印とマーサ・スチュワート・エヴリディに売り込みに行きます。後、オプションで加湿器付きってことで、SHARPとも話そうと思います。
 プレゼンが通ったらniko2mikkiさんにNAKTAのデコレーションケーキをあげることにします。さらなるアイディア募集中。さあ、みんなで金持ちになろう!
[PR]
あなたの頭の中を覗いてみたい

 この間、私は居間で転がって、つけっぱなしのニュースチャンネルを見るともなく見ていた。同居人(夫)はプラモデルをいじっていた。当家での平和な夜である。私は、そろそろ夫婦の会話でもしようかと思い、同居人の東京土産のひよこサブレをかじりながら言った。
「NECが水冷式出したやん。なあ、水冷式のってさあ、いいの?」
 同居人は半ば完成しているプラモ、ボトムズのスコープ・ドッグ(こういう言葉がすらすら出て来るようになって、もう、私も通だわ)をいじりながら答えた。
「またか。見たもの見たもの欲しがるやつ」
「買ってとは言うてへんもん。欲しくないもん。だって、すぐお水入れるのとか忘れそうだし」
 同居人は手にしていたスコープ・ドッグを置いたようだった。

「……水? ……水道水をか? ……入れる?」

私はサブレの新しい袋を開けつつ、
「だから水冷式ってのはどっかに注入口がついてて、そっからヤカンでとぽとぽっと水入れりゃいいんでしょ? 切れたら水切れお知らせサインが付くん? ヨーコ(連れ)と話したんだけど、CPUの熱吸うわけじゃない、ならいっそ湯沸かしも兼用できねえかってさ。ほり、押すとお湯が出て来るパソコン。象印あたり作んねえかって。ああ、そりゃパソコン向かってる時に台所までいかないでもコーヒーが飲めて重宝だねって……」 
 顔を上げると、驚愕の表情で私を見つめる同居人の顔がある。
「違うの? ヤカンでとぽとぽっとじゃないの? 専用の注入器とかあるの?」
 同居人は黙っている。私はおずおずと繰り返した。
「……ヤカンでとぽとぽ……」
「加湿器じゃないっ!」
[PR]
ネタ的にちょっと古いし、古田の涙には適うはずもないが……(藁)。

 こないだ、TVつけてべっくりした。あれ、純ちゃんが泣いてる~。
 b0016567_1254646.gif
 純ちゃん、どうして泣いてるの? また、永田町のおじいちゃんたちに怒られたの? 
 しかも、ブラジルに居るって、どゆこと?

 
 何で?と私は同居人に訊ねた。さあと同居人は首をひねり、いとこに会いに行ったんちゃうか、あ、銀メダルもらった人と写真取りにかな。この時期に?と私は言った。
 
 母に訊いたら、マンゴー買いに行ったのよと答えた。紀ノ国屋でもピーコックでも(純ちゃんはコープとかマルイチには行かんだろう)買えるのに、この時期に?と私は言った。
 
 友人ヨーコ(イオンでバイトしたことあるから岡田なんか大嫌いだ派)は、知るかよと答えた。別の友人E(福田ッチ・ラヴ派)は、安倍ちゃんがもう嫌や言うてはるから、人事考えはるのにお休み取らはったんちゃう?と答えた。
 
 夏休みはもう取ったよね、純ちゃん? それに人事つうのは軽井沢とか箱根の別荘とか、でなきゃ赤坂の料亭の離れに籠もってやらんか、フツーと私は思った。
 後で、外遊の一環とわかった。みんな嘘つきだと思った。でも、純ちゃんも選挙戦中のアメリカと何決めたって、後で大統領変わったらどうすんだ、日本郵政公社(ゆうせいしょうと打ったら、ATOK17に怒られた)のこともどうすんだ……とは考えなかった。単に、このままでは首相が替わっても知らずにいるかもしんないから、福田ッチが居ないからって、政府関係のニュースになるとアニマル・チャンネルに替えるのは止めようと思った。
 
 ところで、純ちゃんはいつ帰って来るんだ? 大体、何しに帰って来るんだ?
[PR]
 さっきはお笑い系の記事を送ったが、その後、古田君の涙を見たら、今度はふつふつと怒りが煮えたぎってきた。だって、私は古田君にはとても好感を持ってるんだもん。古田君を泣かせるやつは許さん。

 こういう時、絶対、マスコミは流すね。(もう流してたけど)
 試合を楽しみにしていた「純粋な」子供はどうするって。どう説明するって

 説明してやりゃいいじゃないの、大人だろ。大人なら、どういう事情でこうなったかわかるだろ。
 それを子供にわかるように説明してやれるのが、大人だろ。子供が大人の事情を何もわからんと思ってるわけ? 大人の事情は子供に説明しちゃいけないわけ?
 それって子供をなめてるよ。子供は馬鹿じゃないよ。
 それでも、「いやだいいやだい、僕は試合が見たいんだい」とごねるなら、それは「人を思いやれない」ことだから、怒って躾け直しなさい。将来、ろくなもんにならん、そんなもん。
 それで、大人でマイク向けられてぐずぐず言ってる人、試合にはまた行けるでしょ。これで野球がなくなるわけじゃなし。ファンだって言い張るなら、少しは我慢しろ。

 選手は試合したいんだよ。あの人たちだって生活かかってるんだよ。

 「純粋な」子供、「純粋な」子供って、純粋だったり不純だったり何も考えてなかったりと、子供だっていろいろなの! 十把一絡げに「純粋」で括ってだしにつかうんじゃない! 
 子供を苦しめるのがそんなに嫌なら、しつこいようだけど、児童虐待を何とかしろ、虐待を!

 後、とーっくに引退した選手がしゃしゃり出て来て、「ファンに失礼」だとか何だとか言うの、やめてね。私は野球ファンじゃないけど、一人の仕事してる人間として横で見てても、これは給料上げろのゴリ押しとは違うのはわかるよ。大人の権利を行使した戦いでしょうが。
 愛するものを守りたい、自分たちがきちんと仕事できる環境を守りたいって戦いでしょうが。それはひいてはファンのためでしょうが。

 がんばれ、古田君。
[PR]
 最初に……まず、これ、お笑いです。そいで、わたくしは古田君個人には1.同じ学区の高校を出た、2.連れと同じ大学だ、3.六本木のラーメン屋で一つ離れた席に居て結構ハンサムだった、という点から非常に好感を持っていて、「何だかよくわからんが、古田君がそうするなら、がんばれ~」と思う以外、プロ野球に興味はありません。ごめんなさい。真剣にプロ野球の将来を憂う人、怒らないでね。
 そいと、私はジャニーズ、あまり知りません。現象としてはとても興味あるけど。ファンの人、お笑いってことで許してね。怒らないでね。

 ただ、連れと話してて、プロ野球に人を集めるなら、これだと盛り上がったの。いいじゃないの、ネット成金が続々手を上げてる昨今、芸能プロが球団持ったってさ。 そりゃ芸能プロがどこも自転車操業なのは知っている。でも、ほれ、世の中には後ろ暗い大金をお持ちの方が多いじゃない。そういう方が金を出して、看板ジャニーズっつうことでどうよ。球団経営もプロを雇えば済むことだわ。問題は看板。あそこは多分、今の日本で一番、集客力を持った集団だ。
 
 まず、球団歌、オリコンチャート1位はまちがない。
 関連グッズだって売れに売れる。チケットはファンクラブでもさばける。オープンは開会前にまずジュニアが踊ろうじゃないのさ、始球式は中居、投げなさい(稲垣でもスリリングでいい)。
 
 開幕すれば、もう軍団フル出動体制。所属全員のスケジュールをチェックし、空いてる人間をローテ組んで球場で観戦させる。応援演技ももちろん入れる。ネット使った裏情報で、今日の甲子園には○○が来るかも~!と流せば、放っておいても客は集まる(雨天順延の場合は、空いた球場で暇なジュニアが運動会をやればよい)。
 時にはホームラン記念の縫いぐるみをタッキーに渡させたり、キムタクを実況ゲストに出す配慮も欲しい(いいじゃん、サッカーの何かには出たんだろ?)。こうなれば放映料だってぐんと上がる。
 あのTVで踊っとる、あれは誰だ?のおとうさんも、ああ、あれが翼かとわかるようになり、お子様との会話が増える。口もきいてくれなくなったお嬢さんと一緒に中継が見られる。ナイス。
 
 客が増えれば選手も燃える。うまくして優勝レースに参加ともなれば、マジックが減る毎に観戦者の格を上げてゆけばよろしい。優勝決定戦には、やはりSMAP、TOKIO、KINKI KIDSその他揃い踏みに持ち込みたい。こうなれば観客席は狂乱のるつぼと化し、球場を十重二十重にファンが取り囲み、交通規制が引かれるであろう。
 これでもらったも同然、選手のMPはMAX値でその上にバーサクまでかかった状態。
こんな異様な状況で彼らに打ち勝てるチームが居たら、私は球団ごとメジャーリーグへの移籍を薦める。優勝インタビューはやっぱ格からいってマッチ「さん」か。

 ああ、優勝記念興業も打てるな。そして、プレーオフ……と、そこで、ジャーズには造詣深い連れのEが突っ込んだ。
「何? 『君が代』とか歌わすん? 誰が歌うんよ、あそこにあんなんで音程取れる子がいると思うてるん? 口パクっていうても、グライコ使うて編集したかて、あの音程は直るもんやないで。街宣車の人に国辱て言われるやんか。あんた、あの子らの実力を甘ぅ見てるわ」(ファンのみなさん、私が言ったんじゃありません。Eがそう言ったんです)
 私はふふ、と笑った。
 誰がそんな実現不可能なことを考えるか。悩む必要もあるまい。

 あの国民的アイドルが出て来て、国民歌、「世界に一つだけの花」を歌えばよろしい。 

 ♪No.1にならなくてもい~い も~ともと特別なonly one♪と朗らかなユニゾンで(前から不思議なのだが、あれだけガキの頃から角米獅子のようにしごかれて、何故、彼らは多声唱ができない?)かましておけば、最初っから負けた時の言い訳にもなって、とても便利だ。
[PR]
映画館の非常に不幸な状況

 私が最近よく行くのは、二駅先のシネ・ピピア
 小さいけど、座席はシネコン並でとっても快適。待合い喫茶の名前がバクダット・カフェ(だったと思う)なのはかなり恥ずかしいけど、まあ……仕方ない。地元の人が一生懸命やってる映画館で、アート系、メジャー系ごっちゃで遅れてやってくれるし、時々、企画物のリバイバルもあるしんで、名画座もない今、ものぐさ故に見逃しが多い私には便利。

 んで、夏前に「ラスト・サムライ」に行ったです。母と一緒に、「母と子の映画教室」第○回で(実家の恒例行事)。映画はよかったんだけど、今日は映画の話じゃないの。

 説明が遅れたが、このシネ・ピピアはそういう地元密着型なもんで、第1回上映のときなどご近所のご老人が連れだって集まられる。何、年寄りは朝が早いし、老人優待もあるし、暇だから。公立病院で集会をなさるよりはずっといいと思うし、一緒に映画をごらんになる老夫婦はわりと上品な方が多い。小津週間の時など、画面を見ても客席を見てもお品がよく、どちらもとても天国に近い感じで心和んだ(おいおい)。
 
 その日も、足腰がおつらそうな老婦人が一人でお見えになっていた。バイトの嬢ちゃんが私たちの座ってる列の右端まで連れて行ってあげていて、ふむふむ、ええ心がけじゃ、早くお嫁に行きなさいとか思っていた。
 そして、時間は過ぎ、映画は佳境にさしかかり、トム=《正直に言えば怒らん、整形だろ、その顔》=クルーズの回りをぐるりと政府軍が取り囲み、場内は固唾を呑んだですよ。
 その時、一際高く

「あらあ! 死なはったん?!」

 さっきのばあちゃんだった。場内は一瞬、氷のように固まった。そこへ追い打ちをかけるように、
 
「なあなあ、この人、死なはんのん?!」
 
 ……フツー、ここで爆笑とか怒りのざわめきが起こりかねないところだが、何せ、来ているのは似たようなお年頃の方が多かったので、明日は我が身と思ったのだろう、皆、しばしの動揺の後、「無かったことー」になさった。さすがこのあたりはお土地柄が穏やかでいらっしゃる(阪神圏の田舎だし)。
 
 私も、これをよそでやられてたら、無言で毘沙門剣の一閃をかけるとこだが、老眼鏡の奥の目をまんまるにしているばあちゃんを見ていると、束を握った手も緩んだ。
 ……そーだね、ばあちゃん、知りたかったんだね、映画にのめりこんじゃってどきどきして、驚いちゃったんだね、ばあちゃん、ばあちゃん、好きなだけ生きてくれ……そう思い、嘆息をついて映画へ戻った。
 私って、大人~と思った。母も後でそう言ってくれた。
 
 それを話すと、同居人は、いい話だに、けど、やっぱ、あそこで「イノセント」だけは観ないでよかったに、と言った。来週は、また母と子の映画教室で「カレンダーガール」に行くです(今日は「バイオハザードⅡ」観にシネコンへ同居人と行くです)。
[PR]
キネ旬データベース →*1

 あの事件からいろいろ考えてて……また重い話です。
 
もう20年以上前の映画になる。覚えている人も少ないだろう。
b0016567_1263424.gif
 メアリ・エレン・マークという私の好きな写真家が撮った写真集から始まった企画で、ご主人の映画監督が撮ったドキュメンタリー。シアトルのストリートチルドレン(向こうでは原題のようにstreetwise 路上で賢くなった人、という表現をするようだ)を丹念に撮ったものだ。

 子供たちは13歳から19歳、みんな親から逃げて来ている。廃屋に居座り、売春をしたり、物乞いをしたり、子供たちはそれなりに生活している。子供らしく明るい話もあるし、笑える場面もある。それを非常に抑制されたカメラが、感情に流れることなくとらえている。パンフレットで川本三郎が書いているように、「カメラは自分たちの価値観を彼らの中に持ち込むことをあらかじめ禁欲し、ただ彼らの生活を観察し、言葉を記録することに集中する。(中略)いい意味で無表情(デッド・パン)なドキュメンタリーにしている」

 私は友人と二人、リバイバルの限定上映で観に行った。映画が終わり、トム・ウェイツの歌が終わり、場内が明るくなり、みんな出ていっても、私たちはしばらく動けなかった。そして、会場を出て、難波から梅田まで黙りっ通しで歩いた。泣く気にさえならなかった。

 それからしばらくして、地方で映画の上映会をしている人と知り合った。その時、「地味でもいい映画ってない?」と聞かれ、私はこの映画を推薦した。
 その人は、「ううん」と呟いた。「そういうのお客が来ないんだ。地方の人は、フランス映画みたいにお洒落なのでないとねえ」と言った。
 その人は、営利目的で上映会をしているのではなかった。地方にいると観られない映画があるから、まず自分が観るためにやってるんだと言っていた。私も、じゃ、あなたがこれを観たくないのね?とは訊かなかった。

 写真は、友人にもらったこの映画のチラシ。メアリ・エレン・マークの同名の写真集のカヴァーにもなっているから、洋書屋で見かけた人もいるかもしれない。
 私はその写真集を買ってからずっと、表紙を見せて書棚においてある。映っているのは14歳のタイニー、娼婦である。映画の終わり近く、この子は17歳のBF兼ヒモのラットと別れる。そして、映画は別の少年の自殺の話になり、最後にこの女の子が一人、また街を歩いてゆく場面で終わる。
 私は、この少女の顔を何年も見て来た。この子はどうなっただろうかと思うのも忘れる程に。この色褪せた写真は今も、本棚から私を見返している。
 彼女は人の憐れみを拒否するかのように肩を尖らせ、すっと背筋を伸ばして歩いていった。その痩せた背中に、ほんの幽かなものであっても救いや希望が見えた気がしたのは言い訳だろうか。

  ……四の五の言う前に、ともかく観てもらいたいと思うんだけど、今は難しいようだ。大きなレンタルビデオ屋さんなら、まだビデオが残ってるかもしれない。DVDは出てないみたい。写真集はあると思うので、気になる人は探してみてください(アマゾンは品切れでした)。
 
*1他になかったので、このサイトを紹介したが、解説のラスト、「街暮らしの不安と魅力をレポートしている」が気になってしかたない。ほんとうにこの映画を観たのかと思う。
[PR]
 実家でTVを観ていると、母がしみじみそう言った。
 「似てるわねえ……同じところで働いてらっしゃるからかしら?」
b0016567_1281097.gif
 同じところって、おかあさん……まあ、同じところだなあ。
 こないだ、Livedoorがどういう会社なのか、一時間に渡って説明して理解不能だった彼女だが、楽天については通販会社という形で認識しているようだ。言うてもせんないことと放っておいたら、次は、
 「Y君も、今、こんな感じ?」
b0016567_1284271.gif

 おかあさん、ネットにからんだ仕事の人は、クローンとでもいうのか?
 昔からの連れで母のお気に入り(学生時代、私の留守に家に来て飯を食ってた男)、当人曰く「ネット産業の隙間部門」やってる彼の業種については、何年も訊かれては説明してるのにわかってくれない。Y君、あの某メーカーに居てくれたら、私も説明の手間がなかったんだよ。

 でも、こんな顔を自分のブログに載せるとは、思わなかったわ(藁)。
[PR]