何だか似てるんだ、この曲とあの曲
TB元のまにゃーなさんは、例の安倍某の盗作問題から話を起こして、洋楽と邦楽の「あり?」というのを書いている。エアロのWHAT IT TAKESとB'zの「憂いのジプシー」とか。
あ、別に彼女はぱくったから悪いとか言ってはるんじゃないよ。そこは誤解なきよう。
私も、アレンジとかコード進行ってのは、もう一種オープンリソースだと思う(藁)。ちょっと前に黒澤プロダクションがNHKに抗議出したとか訴えたとかって記事があったけど、時代劇についちゃ黒澤も公共財産に近いしな(藁)。モータウンのアレンジなんざありとあらゆるとこで聴くし(特にYOU CAN'T HURRY LOVEのイントロのベース)、ミスチルのコステロ・パターンくりそつの何とかって歌はどうなる。ありゃオマージュかパロディか(藁)。
(いや、実はミスチルにだけはちょっちこだわるw。世間が知らないと思いやがってって。U2のアントン・コービンのとそっくりさんのポスターも、おい!と思ったし)
んで、古い話で申し訳ないが、佐野元春とスプリングスティーン、スタイル・カウンシルはもう有名な話で、双方のファンが温かい目で見てたと思う(藁)。結構、かぶってたし、あまりに露骨だし。ROSALITAと「ナイト・ライフ」、HUNGRY HEARTと「サムディ」、コード進行が同じでメロディパターンも似てるぞとか、と「インディヴィジュアリスツ」とInternationalist(スタカン)はサビでぴたっと重なるぞとか。大体、「カフェ・ブリュ」で「カフェ・ボヘミア」はないだろとか(大藁)。ああ、すごく80年代な話ですまん。
そいで、私がこの2年気になってるのは、SMAPの「世界で一つだけの花」とシンディ・ローパーのTHAT WHAT I THINK。似てるんだもん。
何で、SMAPのこの歌がこんなに耳馴染みがいいんだと思って考えてたら、この歌思い出した。コード進行がどうとか聞き取れる耳してないから言えないんだけど、似てる。
シンディの方はグレーテスト・ヒッツに入ってる曲で、ミドル・アップ・テンポの私は大好きな曲なんだけどね。視聴サイト探しまくったけどなかった。作曲チームは例のHootersの人(Hooters、私は大好きだったんだが、もう誰も知らんだろうなあ、とほほ。Time After Time書いた人たちと言ったらわかってもらえるか)。
んで、似てる。同居人や連れに聴かしても似てるって言うもん。いや、だから、パクリがどうこうじゃなくて、偶然かもしんないけど、槇原もこの歌知ってたんなら嬉しいなって。
だって、本当にいい歌なんだもん。ピーター・バラカンも褒めてたもん。レンタル屋で小銭があったら借りてみて。それで似てないってのなら別にいいから。んで、私はこの歌のリコーダー(アイルランドかどっかの民族楽器かもしれんが)部分、吹けるんだい。
→シンディ・ローパー「グレーテスト・ヒッツ」
12.02追記;
はい、今でもHooters、ご存じの方が多く、心を強くいたしました。私の不見識でございました。でも、う、嬉しい。だってねーだってねー、うちの近所のHMVなんかねー、名札だけあってCD1枚も入ってないんだよー。店長のばかー。(Paul Westerbergもそうなの……)
パクったつもりなくても似てしまう。そゆことって絶対にあると思うので、シラをきり通してもよかったのかな?なんてズルい事を思う私。 「追記」んトコロにリンクを(勝手に)貼らせてもらったサイトさんを見たら、この書き出しは訂正したくなりましたです。 Excite エキサイト : 社会ニュース‖安倍なつみさんが盗作 エッセー集など掲載の詩 [ 11月30日 21時53分 ] 共同通信 問題の本は見た事ないし、ネットで話題になっているのも知らなかったけどさ。そんなにそっくりだったのかな? まった...... more
何だか似てるんだ、この曲とあの曲 acoyoさんの記事からTB。「アレンジとかコード進行ってのは、もう一種オープンリソースだと思う」と、豪快な書きっぷりが素晴らしい。 コード進行について一例をあげると、ボブ・マーリーの「No Woman No Cry」とポリスの「So Lonely」はC→B→Am→Fで全く同じ。(これについてはスティングは「パクッた」ことを認めている。)それを1音だけ上げればD→A→Bm→Gで、U2の「With Or Without You」になる。同じような例は、きっと...... more
と言うか当たり前だし 美容師なんて模倣モノマネやりほうだいですよ
自分がオリジナルだって主張しても 売れたモン勝ちだし(笑)
仕事の仕方似てるなぁと思ったら 師匠を遡ると同じ人だったとかよくあります
じゃないと、世界中のロッカーはチャック・ベリーに印税を払い続けないと
ならなくなるw
ビートルズですら、ロイ・オービンソンやアーサー・アレキサンダーから
パクってますしね。でも、それまでアーサー・アレキサンダーなんて誰も
知らなかった訳ですから、いいと思います、それで。
で、僕もミスチルは何か嫌だったり。
パクりか、オマージュかは微妙な線ですね、パクる側のキャラによる感じですか。
『世間が知らないと思いやがって』ってのは、ホントにイヤな感じですよね。カッコいいアマチュア・バンドなんかも気をつけた方がよさそうって思うんですが、そうすると活動が制限されちゃうし…。
「世界で一つだけの花」、シンディーの方の曲は分からないんですけど、あの曲の歌詞はKUSU KUSUの曲で似たようなテーマのがありました。フレーズまでそっくりというワケではないし、使い古された感があるテーマ(というか表現)なので、ムカつきはしないんですけどね。一方は有名人が歌って大ヒット。一方は細々と自然消滅(^^;)
ただただ、その違いが悲しいです。
(#KUSU KUSUが現在どうなってるのかすら知りませんが)
やっぱり(藁)。
>zaziesさん
大貫憲章と聞いた途端に、顔になんかひきつり笑いが浮かびますね。うん、誰かやってたと思う。
>umacoさん
そう基本的には売れたもん勝ちだよね。でも、そうか、さすがプロだな。言うことがシビアで冷静。
>belltoneさん
>>世界中のロッカーはチャック・ベリーに印税を払い続けないと
ならなくなる
あはは、言えてますな。そいで、ミスチルにひっかかるのはやっぱキャラですか。悪いバンドじゃないと思うけど、一時、「さあ、次の曲は誰のパターンだあ?」と思ってたところもあって。
>manyanaさん
わざわざお気遣いすいません。そう、一番、かちんと来るのは「世間に知られてない」ってとこなんですよ。ところが、生憎とこっちは知ってるもので(藁)。でも、umacoさんがおっしゃるように、それで「売れてなんぼ」の世界ですからねえ。KUSU KUSUは名前だけ薄ぼんやりしってるような。そうですね、この大ヒットと誰も知らないの差が、またなんか悲しい(藁)。
コード進行はそれこそ教会進行やスケールワイズ、ジャズ・ブルースなど決まり手が山ほどありますわ。編曲についてはひとつの曲に対してつけた編曲は独自性が認められたら編曲権ってあるらしい。
こういうのは法的に親告性だし自分の権利を守ることだと思いつつ、ややこしいからわからんっす(^^;。最近でも小林亜星と服部克久の裁判があったり、佐藤眞の「大地讚頌」の編曲の話もあったりしてますけどね。
「売れたモン勝ち」といえば著作権とはちょっと離れますが、SOCKSというバンドの代表曲に「真夏のメリー・クリスマス」という誰でも考えつきそうな(^^;タイトルの曲があるんですが、TVで同題名のドラマがあったので「そこからつけたんですか?」とか言われるとすごく面白くないです(^^;。1999年の7月に徳間からCD出てるんで説明すれば嫌疑は晴れるけど、「売れないもん負け」なんで悲しい(^^;。
「THAT WHAT I THINK」、シンディ自身がリコーダー吹いてます。これが吹けるのなら、次の課題曲はシンディがゲスト参加したフーターズの「Boys Will Be Boys」でどうですか。
ご忠告ありがとうございます。早速修正しておきます。ああ、みんな知ってるのね。嬉しいなっと。
編曲権ですか、さすがプロですねー。そういえば、ジョージ・ハリスンも何か訴訟を受けてたなあ。ええ、「売れないもの負け」はとっても悲しい。ファンとしても悲しい。
>kingdowさん
さすがでございます。フーターズ、シンディ、どちらもご存じでいらっしゃる(藁)。TBありがとうございます。そっちにコメント書かせていただきました。
サンプリングが駄目、ってのは嫌な話ですね。ネットの著作権軽視は些か耳が痛いですが、「創る」という真面目な行為に対しては寛容さは要りますわな。引用から創作が生まれるんですから。
私がよくやるのはBlack Crowes探し。アルバムは全部持ってるんですけどね、なんとなく探すんですよ(^^;)
で、ブラック…ブラック……。あった!と思うと、ブラック・サバス(T_T)
だもんで、最近はすっかりアマゾンのお世話に。行って買う方が楽しいんですけどね。Black Crow、私も結構好きです。
吾輩も元春の「ヤング・ブラッズ」とスタカンの「タンブリング・ダウン」は一緒でつ!と19年前から口酸っぱく主張してきましたがw
もっと露骨なのは石川秀美の「もっと接近しましょ」とシーラEの
「グラマラスライフ」、リフラフの「東京涙倶楽部」とワム「ウェイクミ
ーアップ」。 替え歌コーナーかと思いましたよ(w
つーかリフラフ知っている人いないはず(w
今、私はモーレツにカンドーしています。
「サンプリングがダメ」というのはおそらくシンシナティの判決を調べることなしに聞きかじってのことでしょうが、基本的には「ダメになる」という表現は間違いだと思われます。著作人格権に触れなければ使用料を払って使用するのが普通です。
文化とか敬意を表してるというのであれば、「他人のもの」を使うのですから本人に連絡して「使わせてください」という気持ちが先にたつのが普通だと思うのは、私が多分年寄りだからでしょうかね(実際は代理の事務所なり会社の処理になりますが)。どうも、「楽してタダで使いたい」と思われても仕方ないような気がして。
現在はお金を右から左に流したりすれば楽に儲けられる時代ですから、いろんな物づくりの苦しみはを経験せずに軽視される傾向にあると思うのも多分私が年寄りだからでしょう。
私は昔自分で作詞作曲してた頃もありますが、才能がないのですごく苦しみながらロクな曲はできませんでした(^^;(「イカすバンド天国」の第二回に出て1分で小さくなったし(^^;)。それだけにいいものを作る大変さはあると思いますし、大事にしたいなと思ってます。