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カミサマはここに宿りたまう ―AL GREEN / The Massage is Love

 ということで、みなさま、お元気でいらっしゃいますか。
 お仕事にお励みでしょうか。はたまた、TVの報道に見入っておられますでしょうか。お仕事も、情報収集も大切です。ですが、一つ姿勢を続けると体に無理がかかります。
 ここらで一つ、立ち上がって手足を動かしてみませんか。自ら動いて暖を取ることは節電にもなります。何より、心が晴れます。

 つうことで、レッツ=空元気でもいいじゃねえか=ダンス。
 タイトルに挙げた名前にお心当たりが無く、またお前の好きな小汚えイギリス人かよ、あの手のかよ、とお疑りの方、いえ、違いましてよ。今日はああいうガチャガチャしたんじゃあございません。ゴージャスでハート・フル・オヴ・ソウルざんす。

 まず、傍に誰もいないことをご確認ください。見られてもよい方はかまいません。ある程度音を出してもいい環境であることも大切です。ヘッドフォンなどもご利用ください。なお、音の悪さは脳内補完よろしくお願いします。
 ご確認が済まれましたなら、書類の前から、パソコンの前から、あるいは炬燵から、あるいはあったかカーペットからご起立くださいませ。足は軽く、肩幅程度にお開きください。軽く胸を張って、でも、膝は必ずゆるめておくこと。腕も力を抜き、体の両脇に垂らしておいてください。

 曲が始まったら、イントロの間にリズムをつかみましょう。かっこよく腰や肩で刻めずとも、足踏みで結構です。何、いかなロートルの日本人でも対応可能なテンポですので、後はご自分のお好きなように体を動かしてみてくださいませ。お手拍子に際しては、思い切って大きく腕を振り上げてみるのもよろしいかと。
 あ、コーラスでは、シンガ・ロングすると非常に気持ちがいい上、有酸素運動になりますんで、書いておきます。面倒くさい人は下の日本語でどうぞ。正しい発音なんか断固、無視してください。

 Love is the message and the message is love
 From the streets to the mountains to the heavens above
 Tell everybody what you're dreaming of
 Tell them love is the message and the message is love
 らーびぃっざめっせーじぁんざ めっせーじぃずらう゛
 ふろんざ すつりーつーざまんてんつーざへぶなばぁぶ゛
 てれぇびばでぃほわっちゃ どりーみのう゛
 てるぜんらーびぃっざめっせーじぁんざ めせーじぃずらう゛


 つうことで、↓のツヅクをクリックください。ささ、レッツ・ダンスざんすよ。
 



 
 
 神降臨。

 いかがででょうか。ええ、私は踊ってましたさ。ターンしようとしてすっ転びかけましたが。も、多少のフィルムの古さとか、画が止まるぅとか、音悪ぇとか、そーゆーのがなんだっての。もー……あれだね……あれだよ……息切れたからお茶飲んでくるわ……。 

 ……戻ってきました。もうね、おばちゃん年取っちって……ってんで、アル・グリーンについては、話すと長い。→■wiki
 って、これ、記述が短い上に間違っとるがな。「『ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト』に於いて第14位」って、あんたそりゃジェフ・ベックだっつーの。「歴史上最も偉大なシンガー」の14位だよ(ミック・ジャガーやスモーキーよりも上位だったんだ、ほお)。
 ついでに、●愛をささやく男から 神の御言葉を伝える伝道師へ

 昔、アリー my Loveで、主役のメンヘル・キュートなねいちゃんが、アル・グリーンの幻覚が見えるようになって、なんとかそれを消そうと悪戦苦闘ってのが何回か続いてたんだけどさ。(あのねいちゃんは年中、そういうどたばたやってんですけどね)その件は前も書いたけど、アホかと。
 アル・グリーンが私の傍らで歌ってくれるんですよ。それが幻想だろうがなんだろうが、あたしゃ死んでも手放しませんよ。ええ、基地外扱いがなんぼのもんかと。

 ところで、今回は訳詞はナシ。
 つか、やりましたよ。やってみたんですよ。別に意味をとるのは難しくないっす。昨今の「話せるための」英語教育(結果、英語が読めない人が増えてる気も)をお受けになった方々なら、簡単にヒアリングできると思うし。悪名高い受験英語しかやってない、おばちゃんにはできんがな。
 けどさー、日本語になんないのよ、日本語に。 大意はわかるけど、どうにもこなれた日本語にできん。こういうシンプルなのが一番くせもの。大体、英語はできないんだよ。すまん、私は非力だ。
 といって、「○○するところの□□」と訳したのでは、この歌の強さやしなやかさに万分の一も迫れぬだけでなく、かえって邪魔するだけであろう。
 なので、しないの。歌詞を読んでいただければほぼわかる内容ですんで、ごめん。

 ■歌詞

 ぶっちゃけ、このアル・グリーンは最初口説き上手な歌歌いまくってたのが、いろいろあった末、牧師になってシーンを遠ざかってたりするわけで。これなんかはゴスペルに転向してからだよな。アーサー・ベーカーと組んでた分だ、多分。
 だもんで、歌詞の内容つったら、とどのつまりは、神の愛は遍く平等。あるいは、
凡て労する者・重荷を負う者、われに来れ、われ汝らを休ません」(マタイ伝第11章28節
 ってとこですか。いや、その通り、ホントに降臨してますが、でも、それでなんか抹香臭い~となるなら、基本的に黒人音楽なんて聴けないわけで。
 彼らが歌う愛ってのは、最終的に神様に収斂してくんだもん。つか、白人だって同じだよ。愛を語る限り、そこには必ず神様が、キリスト様が見え隠れする。
 そういう点で言うと、この歌なんか最強の、しかもまったく押しつけがましくもうざくもない、完璧な宣教だよな。で、だからどうしたって? 何か悪い?

 まあ、私自身、信仰はもっておらんし、だから、信心せいと言うとるのではないの。昔、渋谷陽一がスティーヴィー・ワンダーについて言うておったが、黒人音楽に現れる「神」つうのは、キリスト教におさまりきらない何か、もっと普遍的なもんではないかと。
 私もそういう気がする。ぶっちゃけ、白人のゴスペルってのはすげえキリスト教臭いが、黒人がやるとなんかその臭み(クリスチャンの人、ほんとにごめん!)が抜ける感じが。
 このへんは言い出すと本一冊ってヴォリュームになるんで、もうよしますが、黒人音楽がお好きな方には、私ごときがごちゃごちゃ言わんでも直感的にわかってることだと思うのね。
 そんな意識して聴いたことないって方でも、じゃあ、なんで彼らの音楽ってのは、こんなに力強くってこんなに豊穣で、そしてこんなに美しいのかしらんってお考えになってみてください。
 答えはいたって簡単、そこにカミサマがおわしますからですよね。信じるものがあるからです。
 この苦しみに満ちた世界の中から、あらまほしき光に充ちた世界に向けて歌ってんですから、ゴスペルだぁソウルだぁっつうのは。
 じゃ、ラップだのヒップホップだのはどーなんだ、という話ですが、はい、あそこにもやはりカミサマはおいでだと思います。

 というか、不信心者のわたくしでさえ、ふと思う。美しいものにはすべてカミサマは宿るんじゃねかろうか。

 ……でも、きっとアクマも宿るんだろうな。すまん。オチが景気悪いw。
by acoyo | 2011-03-22 22:22 | 歌のチカラ(含訳詞) | Trackback | Comments(7)
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Commented by 猫パンチ at 2011-03-22 23:50 x
黒人音楽のカミサマは、グルーヴの中にいるような気がしてる猫パンチです。ステキな曲をありがとうございます。鼻血が出ました。
こないだアレサ・フランクリンのライブ映像観てかなり心拍数が上がっちゃったので、途中休憩が必要になる感じ、わかります。
音に関してはこれでOKじゃないかと。ぼくはソウルって、このぐらい潰れた音じゃないと、なんか聴いた気がしないんですよね。

牧師で思い出しましたが、リトル・リチャードのバイオグラフィなど読むと、ロックと神職の間をかなり行ったり来たりしていて興味深いです。どっちにも神様はいるというのに、当時ロックが「悪魔の音楽」だったばっかりに。
とりとめないコメントでスンマセン。
Commented by tonbori-dr at 2011-03-23 00:19
なんだろ、黒人のこういうゴスペルとかは祈りだけが抽出されているような気がしますね。
遠いアフリカからの記憶みたいな。
いやなんとなくだけですが(^^;
Commented by acoyo at 2011-03-23 18:38
★猫パンチさん
まあ、鼻血が。このハンカチをお使いください。
「グルーブに神様」か、ああ、そうかあの横乗りのうねりの中におわすのですね。うわっちゃらくありがてえ歌詞の中になんかおいでにならないわけだ。ああそうか、納得です。
神様と音楽ってのは、悩む黒人ミュージシャンは多いですね。悲劇もあるし、牧師になりたかった人も結構いますし。(あの映画でのJBみたいに、黒人社会での牧師とミュージシャンて似たような役割があると思う)
Commented by acoyo at 2011-03-23 18:39
★tonboriさん
>祈りだけが抽出されている
ああ、これも納得。白人キリスト教文化のいらんものが無いんだ、あの音楽には。そして、無垢な祈りと愛だけがあると。
わあ、なんか、すげえいろんなこと考えてるぞ、今。ありがとうございます。
Commented by acoyo at 2011-03-23 18:41
★猫パンチさん
補足
>うわっちゃらくありがてえ歌詞
とは、この歌の歌詞のことではなく、「結婚するまで純潔守ります」とかほざく、真っ白な輩が嬉しげに歌ってる類のもんです。ひーりんぐとかいう一派もそうではないかと。
Commented by 猫パンチ at 2011-03-23 20:01 x
ハンカチありがとうございます。
ありがてえ歌詞を嬉しそうに歌ってる人たちは、そういう自分に酔ってるだけだから、そこにカミサマはいないんじゃないかなぁと、クリスチャンのぼく(←本当)は思います。
言葉の壁をものともせず、聴いた人がハッピーになれる「音」の中にこそいるんじゃないかしら、と。

ヒーリングの人たちは、自分たちが神様になりたいんでしょうね。ってものすごい偏見ですが。
Commented by acoyo at 2011-03-24 00:15
★猫パンチさん
いえいえ、こんなものでよろしいなら、お土産にどうぞ。
あの……何か私、不敬なことを申し上げませんでしたでしょうか? 
>言葉の壁をものともせず、聴いた人がハッピーになれる「音」の中にこそいるんじゃないかしら、と。
それはもー、日本の「たりぃバラードに、上面だけ前向きな言葉ばかりただただ続けていけば、あら感動作」歌ってる連中に聴かせてやりたい台詞ですな。
ひーりんぐ派とは長年、不倶戴天の敵。