何でサラ・ヴォーンが月九なんかと関連づけされなあかんのか。
いいよ、いいんだけどね。
こういう名曲が前に出て来るのはいいんだけどね。
ただ、ここんとこ、こういうのやたら多いじゃん。そんで、概ね、ドラマ自体がしょーもないとくるから、音楽ファンとしちゃすっごく哀しくなるのね、元の歌に思い入れがあるだけに。
今では気安い言葉になっちゃって使いたくもないけど、ディーヴァ、歌姫と言う言葉がほんとうに相応しいサラ様を、今の月九なんかと関連づけされたかないですわ。
おまけに頭の悪いおねえちゃんたちに、「サラ・ヴォーンのあの歌を聴くと、あのドラマを思い出して、じんと来る」とか言われるようになっちゃったりして。そんな、味噌も糞も一緒にするような記憶のリンク、勝手に作って欲しかねえんだよっ!
だから、ドラマなり映画なりがよければ、別にどんどん使ってもらってかまわんよ。「よくできました」までいかずとも、最低レベルはクリアしてれば我慢もできるよ。
けど、繰り返すけど、今の民放のドラマの何割が、最低レベルをクリアしてるの。1割以下だと私は思うね。だって、暇潰しにもなりゃしないもん。
そんなもんに、サラ・ヴォーンの歌をつけるんじゃねえよ。
つうか、ドラマのプロデューサー、自分が作ってるもんを客観的に評価して、サラ・ヴォーンに畏れ多いとか、そういうクリエイターとしての常識的判断ってのはできなかったのかね。
んなもん、そこらへんに佃煮にできるほどごちゃごちゃいる、「和製ディーヴァ」だかに歌わせりゃいいじゃん。
思えば、U2に関しても、前にキムタクの最低ドラマの主題歌にされ、ニュースステーションにも使われ、私としちゃあかなり不快な思いをしたのだよ。
しょーもないモノ作っといて、楽曲のお力に頼るな。
ほんで、この歌はいい歌です。別に新しいCDで買わないでも、初めて聴く人は、元からあるCD、The Best of Sara Vaughan(上の画像)の方が人口に膾炙した曲が多いし、曲数も多いし、お得だと思うけどな(一応、バックコーラスが再録になったそうだけど)。そっちは長年の私の愛聴盤なんだけどね。おまけに新しいのには不愉快な番宣がジャケットに出てるし。
*このLover's Concertoに関しては、前に『アンナ・マデリーナ』という映画で、ケリー・チャンによるカヴァーが使われていた。これは金城×ケリー・チャンの映画だけど、「甘ったるー、パス」になるとこを、中盤以降いきなり展開を変えて、最終的にうっちゃりで逃げ勝って心にしみる話になったという不思議な(藁)映画で、ここでのこの歌の使われ方は、ほんま、よかったです。私はカンドーしましたです。
(まあ、あの映画の逆転劇は、カメオ出演のレスリー・チャンとアニタ・ユンの芝居のおかげとも言えるが)
The Best of Sara Vaughan
新しい方
もうね、マジで魂で歌聴いて無い人たちとバブル時のオシャレ感を結びつけないで欲しいです。耳肥えてる人ならやらないでしょ?!
名曲の価値を日本のアイドルモドキと一緒にしてほしくない〜〜(号泣)。
で、今日業務用食材店にて槙原某の「もう恋なんてしないなんて〜♪」のパクリ(女性vo.)を聴いた。こんなん聴いて世界に出られるのか?今のコドモらよ。世界ってアメ○カの事じゃないぞう。
まあエバーグリーンはいつでも愛されるちゅうことで。
ドラマの内容は置いておいて、小西を引っ張り出してしまったので、Sarah Vaughan位は引出しにあるでしょうから・・・・。
ドラマ見たくないけど、この裏テーマ曲がどこで生きて来るか気になるのです・・・、小西ですから><;
しかし「スキャットの女王」って(いつも比べられてかわいそうなんだけど)エラの方かと思ってました。じゃなければ、伊集加代子か由紀さおり(爆笑)。
サラはジャズ・シンガーではありますが、実はMPBの曲もよく採り上げていました。中でも『Brazilian Romance』はオススメ。「Nothing Will Be as It Was」はサラのバージョンで聴いた時は一瞬鳥肌がたちましたもん。
そうそう、『アンナ・マデリーナ』いろんな意味でおもしろい映画でしたが、ケリー・チャンの曲、よかったですね。
『アンナ・マデリーナ』、自分的には、もう一歩。あのころのやらしー金城かむばっく。
正直言ってベストじゃなくて全アルバム復刻化して欲しかったですけど。
ドラマ効果で曲がヒットしたと言われるのもちょっと嫌ですね。「その曲は元々良い曲だよ」と言いたくなる。
既存のイメージに乗っかるのは素人でも出来ますよ
前にも書きましたけど結婚披露パーティのBGMの構成が大好評で
「曲リストくれ」ってブライダルプランナーに言われましたが
それなんてまさしく曲のイメージに乗っかったわけです
同レベルでないにしろプロの仕事がそんなのでいいのかと言いたくなります
ええ、ファンとはどこまでも我が儘なもの。んでも、月9で売れて、それを見せつけられるよりは、私の知らないとこで馬鹿がカバーしてる方がまだましかもとも思うんです(藁)。
>forest-seaさん
いーやー! 絶対にいやーっ。この歌だけはいやーっ!
>jaguarmen_99さん
そーよねっ、そーよねっ、そうなのよねっ。こっちは心で聴いて来たんだよ。バカヤロー。いっしょくたにしていいものとよくないものがあるだろう。
>satsukiさん
あいつら、スローバラードとかメジャーで心にしみるとか、何でもかんでも「癒し」でくくっていっちょありー、ですからね、はい。
>tonbori-drさん
けど、現状は、エヴァグリーンを評価してるんじゃなく、そのお力に頼ってる、消費してるだけですもん。それはオリジナルの価値までも下げるんですよ。ハリウッドのリメイク流行も同じだす。使うのは一向にいいんですよ。そんときにオリジナルへのリスペクトがあるかどうかなんですよ。
そうなんです。嫌なのは消費なんです。評価でも何でもない、消費なんです。Brazilian Romance、是非、聴いてみます。
そいで、サンタパパさんが○ならば、ケリー・チャンを○とした私は正しかったのねと、ちょっとほっとしたりして(藁)。
>オテンバさん
そうなのか……小西、サラ・ヴォーンで口説くとは、かっちょええな。そいで、オテンバさんもあの映画観てるんだー。うれしー。
>kingdowさん
それはわたくしも日夜驚いております。
>安保さん
そうね、全アルバム復刻とかデジタルリマスターならうれしいですね。そう、その「もともといい曲なんだよ」ってのがいいたいの。
>umacoさん
でしょ?でしょ?でしょ?の三連発。ああ、わかってくれたー!
アレンジとかコーディネイトはありものとありものを「組み合わせて」いいものにすることですよね。ありものの上に乗っかっておいしいとこ取りしようというのは、プロの仕事でもないし、プロデューサーの仕事でもないと思います。それは、どんな業界であっても。
私が嫌なのは、「けど、日本だし、民放だし、仕方ないじゃん」と言うことなのかもしれません。たかがTVで、それも連ドラで、HPにさんざん書いてるように、ホミサイドはあれだけの音楽の使い切り方をしてるわけですから。それはお金の問題じゃなく、センスの問題なんですよね。好きな歌を使うのはかまわないけど、どう使うかで、主題歌に選ぶなんてのは一番楽で無難なやり口ですな。