「まあね 完全な人間なんて居ないさ」 AFI選映画の名台詞100
●「映画の名台詞100」AFI.com(samuraiの気になる映画)
いつもお世話になっております、samuraiさんとこからのTBです。
AFIの○○百選ってのは、毎度楽しませてくれますが、今回は名台詞。1位のFrankly, my dear, I don't give a damn.(Gone With the Wind)ってのはやっぱ、アメリカの映画で初めてdamn、汚い言葉が使われたってインパクトからか(藁)。
私は映画の台詞はよく引用するし、IMDでもせっせとquotes開く方だから、楽しかった。どれもこれも場面が浮かんじゃうよーってのはコメントで森と海さんも書いてらしたし、同時に、「え? これえ?」つうのもあったりしてな。
特に『地獄の黙示録』と『ゴッドファーザー』のはなあ……て、どっちもコッポラ(大藁)。んで、ダーティハリーは、台詞の出来としちゃWell, do ya, punk?の方なんだけど(このpankって言葉の吐き捨てるような言い方がかっこよかったったら♪)、引用多いのはやっぱ、Go ahead! Make my day! だから上に行くんだな、とか、『狼たちの午後』のAttica!ってのはアメリカ人じゃないと入れないだろうな、とか、『タクシードライバー』のYou talking to me?ってデ・ニーロを決定した台詞だよなあ、あらゆるとこでパロられてるしなあとか、いろいろ。
んで、どうもここ20年の分で小技がきいて台詞のうまい映画ってのがなんか抜けてる気があ……とかとかとかとか、いろいと(藁)。まあ、仕方ないか。ただ、これだけは言いたいぞ。
なんでNothing is written.(Lawrence of Arabia)がないんだ。
48位 Well, nobody's perfect.(SOME LIKE IT HOT)ビリー・ワイルダーってのはとんでもねえ化け物で、卑怯なくらい芸幅の広い、やたらにうまい監督、その傑作の一つ、『お熱いのがお好き』。この邦題、絶妙だよな、モンローって存在をうまく匂わせてるもん。んで、元はマザー・グースの歌詞で、「おかゆの熱いのが好きな人も冷たいのも好きな人が居る」。だから、nobody's perfect.
ただ言っておくけど、これはちょろい「人それぞれ」じゃないのよ。映画の終盤、惚れた女が実は男だって告白した時にしれっと放たれる台詞なんだからね。そういう状況でそう言わせるワイルダーってのは、ホント、「粋」なんで、粋ってのはつまり弁えた人ってことよ。その弁えた人が言うnobody's perfectなんだから、何も弁えてない人が、「だって人それぞれじゃん」で逃げるのとはわけが違うの。
多分、このnobody's perfectは、個人的に映画の台詞オールタイム・ベスト選んだら、先の『アラビアのロレンス』のNothing is writtenと並んで三位内には食い込むと思われ。つうか、どちらも私の人生の指標として、心の中で黄金に輝いている一言。
へえ、入ってたんだあと嬉しかったのが、ON FOLDEN POND。
はい、『黄昏』。ケイト・ヘップパーンの出てる映画集めるぞ見ちゃうぞのコンプは、未だ達成してないけど、いつかやり通したい。そんな我がお師匠様愛しのケイトの晩年の傑作だもん、当然、好きさ(藁)。それにほり、ヘンリー・フォンダ居るし(大藁)、ジェーン・フォンダが結構、他人と思えない役どころだし(スタイルは別、スタイルは)。
んで、この台詞だけどさ、私もこれ、ものすごく印象的だったんだ。
J・フォンダが他人と思えなかったのは、父親とうまくいってない我が儘一人娘ってとこで(大藁)、彼女ととうちゃんとの和解ってとこは言うまでもなく実生活もろ反映。
そんな我が儘娘が老夫婦の一夏を引っかき回して去った後、立派な頑固じいさんヘンリー・フォンダがぶっ倒れます。そんで、俺もうダメかもと弱気になるときに、老妻役の愛しのケイトがひしと抱きしめて言う台詞。私はここ観る度に泣くね。
88位 Listen to me, mister. You're my knight in shining armor. Don't you forget it. You're going to get back on that horse, and I'm going to be right behind you, holding on tight, and away we're gonna go, go, go!「あなたは私の騎士、輝く鎧を身にまとった騎士なのよ! それだけは忘れないでね」と、天国に近づいているばあさんが、もう天国の扉に手かけてるじいさんに言うんですよ。そんで、それを言うのは我が愛しのケイトですもん、堂々と胸張って、何ら恥じることなく誇らかに言うんですよ。
これを泣かずに何に泣こう。
原題は"On Golden Pond" ゴールデンポンドという湖のほとりの別荘での一夏の出来事が描かれます。物語の主役の老夫婦にヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘップバーン、その父親と不仲の娘役に実子のジェーン・フォンダが演じます。 実生活でも不仲で有名だった二人。この作品は娘ジェーンが父親のために用意した映画で、ヘンリーはオスカーを受賞し俳優人生の有終の美を飾ります。 ヘンリー演じるノーマンと娘の婚約者の息子ビリーが、釣りを通じて仲良くなっていく過程が微笑ましくて好きです。ビリーと打ち解けた...... more
反撃ののろしと言うか仲間への檄だよね、ありゃ。
ジョン・ベルーシ今生きてたらなあ~~
AFIにはホントいつも楽しませて貰えますなあ
I'll kill you. I'll kill you. I'll kill you. I'll kill you. I'll kill you.
激しく同意でする。acoyo様!!
個人的に一番はスター・ウォーズ・シリーズの「イヤな予感がする」(I 've got a bad feeling about this・・・で間違ってないかな)です。
(何処へだって行けるさ。行きたいって思うんなら。)
だったかな。ギルバート・グレイプの最後のシーンでギルバートが呟く(ナレーションのように)言葉。
we....だったかもしれない。
これが思い出せて、一番印象深い台詞かも。
P.S.消しちゃったのねぇん。照れ屋さん(^_-)-☆
ジェーン・フォンダが飛び込みをする場面で泣けます。
セリフを読んで(眺めて)すぐに思い浮かんだのは『PSYCHO』のアンソニー・パーキンス。
今でも「シャワーカーテンの向こうに...{{{{(;>_<)}}}}」とか思うときありますf(^-^;
★zaziesさん
私はそれでも近頃映画が多すぎかも、と思ってしまったオールドな人です(藁)。ジュディ・ガーランドは後の人生考えると、「オズ」ってなんか泣けるんですよ。「地獄の黙示録」は「剃刀の上の蝸牛」ってとこが好きでした。
★KAZZさん
確かに台詞と言えば台詞だ。そうです。AFIは毎度ネタくれます。日本の映画協会もあのくらい、自分で企画打ってくればなあと思います。
★forest-seaさん
天の邪鬼というか、ストレート豪速球だな、それは。
★redchili3さん
あ、唯一の賛同者。嬉しい♪ あの台詞ってすごい台詞だし、引用事典とか観るとあの映画からの引用がどんだけ多いかって思うと、何でなんだ。
★kingdowさん
カンザス州民にとってオズはトラウマかもしれません。SWはねえ、kingodowさんとこのレスに書いた、ハン・ソロがチューイに言う、「お前が姫を守るんだ」です(藁)
★さっちゃん
からかうんじゃない!(大藁)
★samurai-kyousukeさん
この年が来て、まだ父親とぶつかっている身としては、あんな日が来るのかどうか疑問です(涙)。
やっぱ、Do ya,pank?ですよ。ダーティハリーはそれに尽きます。
以前、なんかのゲームでGo aheadの方が引用されたことがあり、そこの板じゃあ、誰もダーティハリーからと知らず、無茶苦茶なこと書いてたんで、切れてカキコしたことがあります。ググれよ、せめて。英語サイトなら腐るほど出て来るぞと(藁)。
★jaguarmen_99さん
そうです。感動したくないとこはすっ飛ばします。観たいとこしか観ません。それが映画ファン(藁)。
★るきさん
あれ以来、汚い宿というのは警戒しますね。私が怖いなあと思うのはトム・ウェイツがフロントに居た場合です(大藁)。
ちなみに先ほどTUTAYAで「ソイレント・グリーン」のDVD借りてきました。