いま写します紅葉が散ります ―半径20キロの散策
タイトルは種田山頭火の俳句です。
んで、今日はお天気もいいし、こういう日は、
林間煖酒焼紅葉 林間に酒を煖めて紅葉を焼くといきたいとこよね、そーゆー趣きでどうよと
石上題詩掃緑苔 石上に詩を題して緑苔を掃ふ (白居易)
そいで、何であれお調子者ですもんで、あーきのゆーひにーてーるやまもーみじー♪とか機嫌よく歌っておるうちにずんずんと「色深き 紅を分け行くかたの 山深み。げにや谷河に 風のかけたる柵は 流れもやらぬもみぢ葉を 渡らば錦」。挙げ句、図に乗って「駒の足並 勇むなり」とばかりに細道に分け入ってしまい……後はお馴染みのパターン。
疲れた。足痛い。すごく痛い。すっごく痛いったら痛い。
さっきまで、同居人に足裏マッサージしてもらってたっつう、「あら情なの御事や」(涙)
もちっと踏ん張って黄昏れるまで山におれば、前にオテムバさんが教えてくれた句のような光景がかいま見られたかもなあ。
この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 三橋鷹女
……考えてなかったが、引用した『紅葉狩』も鬼女の話だった(藁)。桜同様、紅葉にも鬼が棲むのだな。
私は今日は寝てマンガ読んでますた。
で桜同様に紅葉にも鬼が棲むっつうのは禿同でございます。
ちょっと鮮やかなこの色がそういうことを想起させますなあ。
こち亀ですか?(藁) あれの読破ってのは、実は「失われた時を求めて」とか「戦争と平和」なんかより凄い偉業だと思います。近所のラーメン屋は、まとめて置かず、小出しに出しておりますので、圧倒感が違いました(藁)。
★tonboriさん
穂高の紅葉ほど高雅でもなく、下世話な観光地なんですが(藁)。
そいで、紅葉と桜って考えみると、「春に咲く」桜の方が異次元性のポテンシャルは高い気がします。紅葉は「秋」のせいか、滅び行くものの哀れって感じしませんか、同じ鬼でも。
★y_natsume1さん
ありがとうございます。同じ位置で、とんでもないカメラ構えたおじさんたちがばしゃばしゃ撮ってました(藁)。「半径○キロ」ってのは、実は群ようこの「半径5キロの日常」ってエッセイ集からいただきのシリーズ名です。えへ。
万博公園の紅葉も綺麗だったなあ~~
冬の声が聴こえてきましたね。
冬が来る前に紅葉を狩りに行きたかったのだけれど、
機会に恵まれず、その代わりといっては失礼ですが、
ここで感じいっています。
萩の風何か急かるゝ何ならむ 水原秋桜子
ゆるりと行きたいところですが、なにせどこもかしこも
年末進行(苦笑)
この句に身が詰まされます。
チビ太くん、くそーかわいいぞの私としては、名前が出ただけで、ちょっと興奮(藁)。ほんで、そうかあ、万博の日本庭園という手もあったのね。あそこなら、傾斜を登り降りする必要がなかったんだあ。
★spider_edgeさん
感じ入っていただけるなんて、なんて素敵。
ただ、その人様の年末進行を、締め切り三段階ずらしでさらに苛酷な状況に追い込んでる身としては、かなり耳が痛い(藁)。秋桜子の句、いいですねえ。萩の花も大好きなんですよ。あれは俳句向きの題材だと言う気もします。というのは、今回、季語を紅葉でみると、どっかひねったものが多く、ストレートめなの探すのに苦労しました(藁)。
二次元って、名所のまっただ中に済んでる人が!(藁) 出かけなさいってば、出かけて、朱に染まった空気思い切り吸い込んで来てらっしゃいって。
「艶のある場所」ね……私は、桜も紅葉も一種、山の発情期だなと考えたんですが。
ラジャ。