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第79回アカデミー賞について、まだ言ってみる。

 昨日、熱も微熱に落ち着いたんで、夜の再放送、じっくり最初から見返しました。ほんで、

あのホストのねえちゃん、悪くはなかったが地味だ。やはりビリー・クリスタル、戻って来い!とか思ってしまうわ。ジェリー・サインフェルドも来とったのに、彼じゃいかんのか。

ウィル・ファレル、ジャック・ブラック、ジョン・C・ライリー による「アカデミーはそんなにコメディアンが嫌いかい」コーラスが、今回の爆笑ポイント。いやあ、気持ちよくツボついた歌詞に笑えたね。そう、ハンディキャッパー&なんかの依存症&ゲイの役なら、ノミネートは固いであろう。
 大昔、ダン・エイクロイドが『ドライビング・ミス・デイジー』で助演ノミネートあがった時も、チェビー・チェイスが、もう、僕らとは住む世界が違うんだねとか言ってたしな。ゴールデングローブとはいえ、ジム。・キャリーが主演獲った時、やっと認められたって泣いてたもんな。だから、ホントは、今年の助演、エディ・マーフィにやりたかったんだよね。そいで、個人的にはそろそろ愛しのビル・マーレイあたりどう。そうなったらスピーチが楽しみだ。

アルバート・ゴア、太りすぎ。環境にはいいかもしれんが、健康によくないものを食ってると思われ。それと環境問題はpolitic issueではなくmoral issueつうてたけど、政治で解決しとくもんしとかんと道徳だけではどーしようもないこともあるのでは。しかし、毎度ながら、ハリウッドの民主党へのよいしょはすごい(俳優出身にもかかわらず、レーガンなど一度も優しくしてもらったことはないぞ)。

よいしょと言えば、今年、獲る前からあれほどネタとしてよいしょされまくって、ヘレン・ミレンにとってはさぞ気持ちのよい晩であったかと。 ただ、こういう報道にもあるけど、よくやれたよな、現存の君主を主人公にした映画なんて。ま、フリアーズ監督だし、この映画も絶対にいいと決まっておると、私にはね。そいで、ヘレン・ミレンって、ゴールデングローブのTVミニシリーズ部門でも取ってるよな、主演、「エリザベス一世」で。あっちじゃ一世と二世でダブり受賞だったわけで(爆)。このミニシリーズはCSで見ましたが、よかったです。

でも、ピーター・オトゥールなんとかしてやれよ。あのロレンスでオスカーやらなかったつけを、ハリウッドは払わず仕舞いになるのかとかふと。去年くれた特別賞ってなホントの功労賞じゃなくて、ちゃんと主演賞やれよぉ、見返してて辛かったよ、私は。

デカプー、3度目ともなると、かつてのT・クルーズのごとく、落ちた時の「焦り」が顔にありありと。笑顔を浮かべるまでに数秒かかっていた。オトゥールは……まあ、言うまい。敗者の余裕って点じゃ、メリル・ストリープが一番だった、トーゼンか。ふと、『カリフォルニア・スィート』が無性に観たくなった(爆)。

ニコール・《お人形さん》キッドマン、グィネス・《醤油》パルトロー、キャメロン・《ケロヨン》ディアスといった90年代組の顔に加齢現象がありあり。頬骨くきーの余り、「あなたを五歳老けさせる」ほうれい線の兆しが。他人事ではない。風邪でさぼっておった分、がんがってコラーゲンとコエンザイムQ10ぶちこんで、AHAすり込まにゃ。

 んで、おともだちんとことか、そっからまた飛んでうろついてみて
第79回 アカデミー賞 (映画の心理プロファイル)
では、アラン・アーキンのこと書いてらっしゃる、そうだよ。「愛すれど心さびし」の人なんだよな。
アカデミー賞雑感を書いてみるよ。(web tonbori堂ブログ)
ここで、くっちゃべってて、あ、そだ、スコセッシのこれって功労賞だっての書き忘れてたよとふと。ありますなあ。ヘンリー・フォンダんときとかアル・パチーノんときとか、今まで無視してゴメンネで慌ててくれるのって。でもなあ……。
“第79回アカデミー賞”終了。う~ん、こりゃ何とも…。(シネマ親父の“日々是妄言”)
>何とも後味がよろしくないですな。今回で獲ってしまうのなら、これまでノミネートされ続けてきて獲れなかったのは一体何だったのだ?  
 ……とは、やはりわたくしも思うです(パチーノんときも思った)。思わず今までのノミネート作を脳内再生してしまいましたよ。

 なお、アカデミーなんて実際はうちうちのなあなあでやってるのに間違いはなく、仲良し賞だってのにも間違いはなく、それに単なる権威じゃん、だからつまんない、興味ないつう人も多いし、それはわかる。
 でも、日本アカデミーなんかと全然違うのは、向こうの俳優にとって、あれは石にしがみついてでも欲しい賞なんだってことでさ。獲った人はみな、本気で喜んでる。(グラミーと比べても喜び方は甚だしいと思われ。エミー、トビーあたりだと喜びっぷりも競るが、まあこっちの方が派手だしね
 私は人が、自分がホントに欲しかった何かを自分の手で勝ち取って、本気で喜んでるのを見るのがとても好きだから、また来年も見るんだろう、きっと。
by acoyo | 2007-02-28 15:13 | 映画・ドラマ | Comments(6)
Commented by umaco at 2007-02-28 22:31
エディ・マーフィーにはあげたかったですね。
あの映画を恐ろしく軽薄な印象に仕立てた張本人ですし、あれが別の人だと重くなりすぎるだろうという事ではコメディアンとしていい仕事をしていると思いますから。
ちなみにジェニファー・ハドソン、演技は及第点でしたが歌はちょっと・・・
褒めてる方多いですけど、個人的には好きになれません。
Commented by kiyotayoki at 2007-02-28 23:13
良くも悪くも話題になっちゃうアカデミー賞ってやっぱりデッカイお祭りですよね。
それにしてもピーター・オトゥールさん。この人のおかげでクリント・イーストウッドが若く見えてしまいました(^^;。8回目だったんでしょ。スコセッシにあげたんなら、オトゥールさんにもなんとか票数ごまかしてオスカーあげてほしかったなぁ。
今年もいろんなスターがプレゼンターとして登場しましたが、一番気になったのはリーザ・ウィザースプーンのアゴでした(爆)
Commented by tonbori-dr at 2007-03-01 00:15
あーアカデミー賞って確かにコメディアンには厳しいしまたコメディアン側もちょっと斜に構えているしでも幕間のショートかでネタやるわでなんかそういう意味でもショービズ界の業の深さと人的ネットワーク平たく言えば人脈が決めてかいという・・・そういうトコもハリウッドぽくっていいですよね(苦笑)
Commented by mori2fm at 2007-03-01 00:56
はじめまして、ご高名はとんぼりさん家でかねがね…(^^;。
TBありがとうございました。
そうなんですよね。スコセッシにやるなら、オトゥールが先やろ!って
思います。もおこの先ないでしょ?
エディ・マーフィは、G・グローブ受賞の際のスピーチが面白くなかった
から、もらえなかったって話を聞きましたが、ホントかな(^^;??
Commented by acoyo at 2007-03-02 01:01 x
★umacoさん
>あの映画を恐ろしく軽薄な印象に仕立てた張本人
あははは、見てないんだけど、なんか言い得て妙。コメディアンの役者の最大の長所って空気読む感覚の確かさだと思うんですよ。ただちょっと、動画で見る限り、顔付きは変わってましたね、いつもと。

★kiyotayokiさん
ええ、フォレスト・ウィテカー受賞はとても嬉しかったんだけど、考えてみろ、オトゥールどうすんだよと。
私はなんか、今年のプレゼンター、なんか「妊娠してない?」という方が多かった気が、失礼だと思いつつ(藁)。ただ、絶対に、ガリガリより肉付きあった方がああいうドレスは似合うと思うんですよね。肩の厚み、胸の厚みで着るもんだよなあ、イブニングはと。
Commented by acoyo at 2007-03-02 01:07 x
★tonboriさん
たとえば、ホストにいじられた時、コメディアン系はいい反応しますしね。前にトム・ハンクスがS・マーティンの舞台からの突っ込み何ともいい反応して、「だーかーらー、お前、ダビンチ・コードなんか出てる場合じゃないだろ」と(爆)。今年いじられてうまかったのはやはりスコセッシとイーストウッドという。スコセッシは予想がつきましたが(一応、ラテンだ)、イーストウッドはユーモアセンスあるのは知ってたけど、即応性があるとはちょと意外。
つか、考えてみれば、ああいうとこでイーストウッドがいじられるというのも、まあそういうポジションになったのねと感慨が新た。

★mori2fmさん
あ、こちらもご高名はかねがね、他人様のお宅で(笑)。
そう、この先無い、というか、もうカウントダウンというか。こうなったら老骨に鞭打ってでも出るしかないだろとか、H・フォンダみたいに、獲りました、でも死病で来られませんだけはイヤよとか(涙)。
それで……そうか、E・マーフィ、マジでスピーチしたのが悪かったか。B・マーレイもR・ウィリアムズのようにそこんとこ弁えてくれとか(藁)。